開講年度2017
科目名言語機能評価学演習
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者辰巳 寛
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 5時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
成人コミュニケーション障害の評価論と治療論
授業の概要
臨床実習に必要な専門知識の補充と熟成を目指します.医療系専門職員としての基礎知識と基本的態度を学びます.自分の診断根拠を明確に言語化できるように,毎回,学生が発表形式で講義が行われます.
授業の到達
目標
成人コミュニケーション障害の評価法と解釈、問題点の抽出と対策、鑑別診断、障害メカニズムの解明、障害機序の考察および検証方法について総合的に学習し、臨床現場において的確な評価・治療が実践できるようになる.
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1(1)初期評価(スクリーニング)の考え方と進め方
高次脳機能障害の初期診断技法について学びます
【予習】スクリーニング内容を確認する(30)
【復習】診断技法の実際について理解を深める(30)
2(2)失語症の基礎論
失語症の定義と各症状について学びます
【予習】失語症の定義について確認する(30)
【復習】失語症状と対策について理解を深める(30)
3(3)失語症検査の理論
失語症の評価バッテリーについて学びます
【予習】評価尺度について確認する(30)
【復習】失語症尺度の内容について理解を深める
(30)
4(4)失語症検査の実際(演習)
失語症検査の実際を演習形式で実演します
【予習】失語検査について確認する(30)
【復習】失語症検査の実際について理解を深める(30)
5(5)高次脳機能障害の理論1
高次動作性障害の定義と症状について学びます
【予習】高次脳機能について確認する(30)
【復習】高次脳機能障害の実際について理解を深める(30)
6(6)高次脳機能検査の理論2
高次視知覚障害の定義と症状について学びます
【予習】失認について確認する(30)
【復習】失認の評価と治療について理解を深める(30)
7(7)高次脳機能検査の実際(演習)
定型的定量的な検査を実際に演習形式で実演します
【予習】各種検査の内容について確認する(30)
【復習】高次脳機能検査の実際について理解を深める(30)
8(8)評価報告書の作成方法
症例データをもとに,症例報告書の書き方を学びます
【予習】症例報告書の形式について確認する(30)
【復習】実際のケースレポートの書き方について理解を深める(30)
9(9)評価報告書の実際(演習)
実際の症例データを参考に症例報告を作成し,発表します
【予習】データの処理方法を確認する(30)
【復習】臨床データを参考にレポートを作成する方法について理解を深める(30)
10(10)言語検査報告書の作成方法
定式的言語検査を実際を体験し,その報告書を作成します
【予習】検査の内容を確認する(30)
【復習】評価のポイントについて理解を深める(30)
11(11)言語検査報告書の実際(演習)
言語検査報告書の作成と発表を行います
【予習】報告書の作成について確認する(30)
【復習】ディスカッションから得た知見について理解を深める(30)
12(12)高次脳機能評価報告書の作成方法
失行・失認.記憶障害の症例をもとに報告書を作成します
【予習】病態にあった報告書について確認する(30)
【復習】病態別の記載方法について理解を深める(30)
13(13)高次脳機能評価報告書の実際(演習)
多彩な高次脳機能障害のデータに基づき報告書を作成し発表します
【予習】高次脳障害のレポートを確認する(30)
【復習】障害機序を踏まえた治療論について理解を深める(30)
14(14)高次脳機能障害の治療論
失語・失行・失認・記憶障害に対する治療技法を学び,実演演習を行います
【予習】リハ手法の種類を確認する(30)
【復習】実践的リハビリテーション技法の特徴について理解を深める(30)
15(15)ケーススタディ
実際の臨床ビデオを観察して,報告書を作成し発表します
【予習】臨床データについて確認する(30)
【復習】症例毎のデータを整理しまとめることについて理解を深める(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験はありません.
レポートと発表内容50%,ディスカッション参加状況50%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に資料を配布します』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に資料を配布します』
参考URL
1.授業中に資料を配布します
質疑応答
研究室にて随時受け付けます.
備考
言語聴覚科学コースの学生は履修してください。
画像
ファイル
更新日付2017/01/30 14:59:28