開講年度2017
科目名音声・言語・聴覚医学(神経系の構造、機能及び病態を含む)
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者古川 博雄
牧野 日和
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
言語聴覚士のための音声・言語・聴覚医学
授業の概要
聴器・喉頭・構音器官・呼吸器の解剖生理学について理解し、言語聴覚士としての診査・治療における役割を学ぶ。
授業の到達
目標
1 耳の構造や生理的機能が明確に説明できるようになる。特に、聴器において外界の音刺激がどのような聴覚伝導路をたどり認知されるのかについて。
2 発声・発語に関わる器官である鼻咽腔・喉頭の構造や生理的機能についても説明できるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:講義方針・概要の説明
①呼吸器系の基本構造・呼吸運動・呼吸機能検査・呼吸器系の病態、構音器官の基本構造・構音運動・構音器官の病態・構音器官の検査 について学ぶ
アンケート
【予習】シラバスを読み本講義内容をあらかじめ把握する(30)
【復習】①について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
2小テスト ①についての問題
②喉頭の基本構造1 について学ぶ
  喉頭の位置、喉頭の枠組み(喉頭軟骨と靭帯)、喉頭の関節、喉頭筋
【予習】②について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】②について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
3小テスト ②についての問題
③喉頭の基本構造2 について学ぶ
  喉頭腔、声帯と仮声帯、喉頭粘膜と分泌腺、喉頭の神経と血管、年齢変化
【予習】③について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】③について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
4小テスト ③についての問題
④喉頭の機能1 について学ぶ
  反射性喉頭閉鎖と気道防御機能、呼吸機能、発声機構
【予習】④について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする((100)
【復習】④について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
5小テスト ④についての問題
⑤喉頭の機能2 について学ぶ
  発話時の喉頭調節、声の高さの制御、声の強さの制御、嚥下時の喉頭調節
【予習】⑤について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑤について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
6小テスト ⑤についての問題
⑥喉頭の病態 について学ぶ
  発声機能障害〔声帯運動障害、声門閉鎖不全、声帯振動異常、喉頭調節障害、呼吸障害、誤嚥
【予習】⑥について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑥について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
7小テスト ⑥についての問題
⑦喉頭の検査1 について学ぶ
  喉頭鏡検査〔間接喉頭鏡検査、硬性鏡検査など)、ファイバースコピー、電子内視鏡検査
【予習】⑦について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑦について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
8小テスト ⑦についての問題
⑧喉頭の検査2 について学ぶ
  声帯振動の検査〔ストロボスコピー、高速度撮影法、各種グロトグラフィ、画像検査、筋電図検査、空気力学的検査、その他(超音波検査など)
【予習】⑧について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑧について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
9小テスト ⑧についての問題
⑨聴器の構造1 について学ぶ
  外耳〔耳介、外耳道〕、中耳〔鼓膜、鼓室と中耳腔、耳小骨、耳小骨筋、耳管〕
【予習】⑨について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑨について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
10小テスト ⑨についての問題
⑩聴器の構造2 について学ぶ
  内耳〔蝸牛、前庭(半規管・耳石器)、内耳窓、骨迷路と膜迷路、蝸牛神経と前庭神経〕、聴覚路、聴覚中枢〕
【予習】⑩について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑩について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
11小テスト ⑩についての問題
⑪聴器の機能1 について学ぶ
  集音機構、中耳伝音機構
【予習】⑪について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑪について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
12小テスト ⑪についての問題
⑫聴器の機能2 について学ぶ
  内耳伝音機構、内耳感音機構、両耳聴と方向覚
【予習】⑫について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑫について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
13小テスト ⑫についての問題
⑬聴器の病態1 について学ぶ
  伝音難聴、感音難聴(内耳性難聴、後迷路性難聴)
【予習】⑬について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする((100)
【復習】⑬について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
14小テスト ⑬についての問題
⑭聴器の病態2 について学ぶ
  混合難聴、中枢性難聴、心因性難聴と機能性難聴
【予習】⑭について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑭について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(60)
15小テスト ⑭についての問題
⑮総括
【予習】⑮について事前配付資料と教科書等にて内容を確認・理解し講義に臨めるようにする(100)
【復習】⑮について配付資料と教科書等にて内容を確認しさらに理解を深める(210)
    
16定期試験(期末試験)総復習(240)
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験で評価します(100%)。*ノート・プリント・教科書等の持ち込み不可
3分の1以上の欠席は失格、20分以上の遅刻、早退、退出は欠席とみなします。
また、遅刻・早退・退出は、2回で欠席1回とみなします。
私語は減点対象とします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『言語聴覚士のための基礎知識 耳鼻咽喉科学 第2版』鳥山 稔/田内 光医学書院4,104978-4-260-00444-2
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『〔アドバンスト〕 言語聴覚療法シリーズ 改訂聴覚障害Ⅰ基礎編』山田弘幸建帛社2,700978-4-7679-4525-5
2.『イラスト耳鼻咽喉科』森満 保文光堂5,292978-4830633287
3.『新耳鼻咽喉科学』野村恭也・加我君孝南山堂17,280978-4525370510
参考URL
質疑応答
オフィスアワーに準ずる。
備考
言語聴覚士国家試験受験資格を取得するうえで必修の科目です。
画像
ファイル
更新日付2017/02/08 17:25:23