開講年度2017
科目名体育社会学
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者小林 秀一
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
現代社会におけるスポーツの意義
授業の概要
 スポーツをひとつの「社会的出来事」として捉え、社会に及ぼす影響やその要因を考える。
授業の到達
目標
 スポーツは、現代社会においてきわめて重要な社会現象になっている。特にオリンピック大会やサッカーのワールドカップ、野球の大リーグ・WBCなど多くの人々の関心事であり、いまや衛星中継を介して世界中で同時に観戦することができ、その影響力は多義にわたっている。このようなチャンピオンスポーツをはじめ、日常生活の中でも盛んに行われているウォーキング・健康マラソン・草野球などの大衆スポーツに至るまで幅広い発展を遂げている。
 本講義では、このようなスポーツ市場の成長に伴って、スポーツ産業の構造も大きく変化してきたことから、今日のスポーツを巡る諸問題を集団や組織または制度の側面からとらえ、スポーツの社会的構造と機能について理解し、基本的な事象の知識を養うことを目標とします。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業方針の説明
○スポーツとは何か
  ・スポーツの語源について
【予習】本授業内容をあら締め把握する(20)
スポーツの語源及びスポーツの現代的理解(30)
【復習】授業の全体について確認(20)
2○社会の中のスポーツ
 ・現代社会におけるスポーツ需要について学ぶ
【予習】スポーツ需要と社会的影響(政治・経済)について確認する(20)
現代社会におけるスポーツ需要(30)
【復習】スポーツの政治・経済に対する影響(10)
3○我が国のスポーツプロモーション
 ・スポーツの普及・促進・発展について
【予習】スポーツ普及促進の変遷についての確認(10)
日本のスポーツプロモーション(30)
【復習】スポーツ発展への理解を深める(20)
4○スポーツ指導者の法的責任
 ・スポーツ事故のリスクマネジメント
 ・安全配慮義務(スポーツ事故の責任)
【予習】危機管理体制の理解(10)
安全配慮義務について内容を確認する(40)
【復習】スポーツ事故で発生する違法性阻却事由の理解(20)
5 (前半)小テスト①
・1.2.3.4回目の授業内容についての問題
○スポーツと人権(体罰)
 ・スポーツ倫理と法
【予習】非教育的な行為(体罰)について(10)
スポーツ倫理と人権ついてのの確認(30)
【復習】スポーツ倫理と違法行為の内容を確認し理解を深める(20)
6 (前半)小テスト①の見直し
○スポーツと障害者
 ・スポーツが積極的な自立と社会参加を促進することを学ぶ
【予習】障害者についての理解(10)
障害者とスポーツの効果について確認(30)
【復習】スポーツの果たす役割と障害者への理解を深める(20)
7○スポーツ集団の社会システム
  -相撲部屋を参考に-
【予習】スポーツ集団の社会構造の確認(20)
社会システムとしてみた相撲部屋(40)
【復習】相撲社会でいう部屋制度の内容を確認し理解を深める(20)
8 (前半)小テスト②
・5.6.7回目の授業内容についての問題
○スポーツ指導者の役割について
 ・指導者の資質を構成する諸要素
【予習】求められるスポーツ指導者のあり方(10)指導者の資質を構成する諸要素について(40)
【復習】理想の指導者モデルを考える(20)
9 (前半)小テスト②の見直し
○企業スポーツについて
 ・経済状況に左右される企業アマ
【予習】企業スポーツの意義・目的について(10)現行における企業スポーツの実態と意義を確認する(50)
【復習】企業スポーツの現状と諸問題を確認し理解を深める(20)
10○メディア・ITとスポーツ
 ・放送メディア=スポーツイベントの開催
【予習】スポーツとメディア(TV)の果たす役割いついて(20)
メディアの果たす共通認識への役割(40)
【復習】スポーツとメディアリテラシーについての理解(20)
11○商業主義とスポーツ
 ・スポーツビジネスの現状
【予習】プリント資料から、スポーツが一大市場化した要因を確認(20)
スポーツ情報とビジネスの内容(40)
【復習】商業主義の内容を確認し理解を深める(20)
12 (前半)小テスト③
・8.9.10.11回目の授業内容についての問題
○レジャー社会とスポーツ
 ・スポーツの効用と実施率について
【予習】資料からライフスタイルの変化で「余暇生活能力」の必要性についての理解(20)
余暇が個人の人生を変える(30)
【復習】スポーツの効用を理解(20)
13 (前半)小テスト③の見直し
○学校運動部(クラブ活動)について
 ・運動部の特性と内包する教育性・競技性の問題
【予習】運動部における競技性の過熱について授業内容を確認する(20)
運動部の集団的特性について(40)
【復習】運動部が抱える諸問題の理解を深める(20)
14○中高年者とスポーツについて
 ・中高年者に適した運動方法について学びます
【予習】資料プリントから高齢社会の健康意識について(20)
運動指導の留意点について(40)
【復習】中高年者の運動頻度の理解(20)
15○スポーツとジェンダー
 ・スポーツ行動の性差&ジェンダーバイアス
授業のまとめ
 ・授業の全体を振り返ります
【予習】ジェンダー概念についての理解(20)
【復習】一般的な男女差についての理解(30)
 試験対策としてこれまでの学習内容の確認(40)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験(60%)及び授業内で実施する小テスト(3~4回程度40%)、また授業態度(出席状況など)も評価対象とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適宜プリントを配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スポーツ指導《新論》』鈴木守ほか道和書院
2.『講座スポーツの社会学』池田勝・守能信次杏林書院
3.『公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目Ⅱ』(財)日本体育協会
参考URL
質疑応答
 研究室(2号館5階 2519)または体育館事務室に。
オフィスアワー:月曜日13:00~15:00、火曜日15:00~17:00、水曜日17:00まで体育館教員控え室、木曜日13:00~14:40
備考
授業中の私語、携帯電話操作の操作は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2017/02/09 15:40:13