開講年度2017
科目名English for Tourism
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者松岡 昌幸
単位数2
曜日・時限春学期 月曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
観光英語と観光学
授業の概要
世界中から約800万人の観光客(ツーリスト、2015年度)が訪れるハワイに着目し、これまでの発地型観光にみられた旅行会社が牽引する団体旅行の添乗員(ツアー・エスコート)にとって必要な観光英語や、着地型観光である「個人旅行」を推進するための基礎英語(場面別の会話術)を学習する。また英会話を中心とした「旅行ガイドブック」(専門型ガイドブック)に着目し、その歴史、変遷、類型、機能、役割を分析、考察するとともに、実際に旅行ガイドブックを持参する「擬似体験ツアー」により、ハワイに点在する観光資源や文化資源を学習する。さらに、観光資源の問題点や課題を浮上させ、次世代への持続可能な観光(サスティナブル・ツーリズム)のあり方や記憶に残る旅のあり方を考察する。
授業の到達
目標
海外旅行の添乗業務に必要な専門的な観光英語を身に付けることができる(知識・理解)。また個人旅行者にとっての最低限の旅行会話術を身に付けることができる(知識・理解)。また我が国で発行された旅行ガイドブックの歴史、変遷、形態(分類)を学ぶことができる(知識・理解)。旅行ガイドブックを持参する「擬似体験ツアー」では、旅行ガイドブックの役割や方向性(あり方)を分析、考察する力を養うことができる(創造的思考力)。さらに旅行ガイドブックの熟読、分析により、情報収集力、情報分析力、課題発見力、英語コミュニケーション力、構想力、実行力、ホスピタリティ力(アロハ・スピリッツ)を涵養することができる(汎用的技能)。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○英語系の専門旅行ガイドブック持参による「擬似体験ツアー」の説明
・旅行ガイドブック(パワーポイント)
【予習】シラバスを読み、ゼミ内容をあらかじめ把握する(90分)
 【復習】授業の全体について確認(90分)
2旅行ガイドブックの類型を説明
○旅行ガイドブックの特徴や形態(分類)を理解する
・旅行ガイドブックの類型学
【予習】教科書「ハワイわくわく英会話」の概要を確認(120分)
【復習】旅行ガイドブックの特徴の整理(120分)
【課題】海外の子供達はどのように英語を学ぶか(120分)
3英語(English)は「どのような言語か」を説明
○「海外の子供はどのように英語を学ぶか」を理解する
・最低限の英会話術
・「ピジン・イングリッシュ」とは何か
・授業のトレド(わくわく感の創出)
・リスニング(トピック:離陸前のキャビン・アテンダント英語)
【予習】最低限の英会話術(120分)
【復習】CA(キャビン・アテンダント)のための英語(120分)
4出発に関しての説明
○機内での基本会話術を理解する。
・助動詞の過去形(ていねい、ひかえめ)
・機内での専門用語
・ベルヌーイの定理(飛行機はなぜ飛ぶか)、パワーポイント(動画含む)
・リスニング(トピック:離陸、食事、飲み物の注文)
【予習】教科書(出発、機内での会話)を確認(120分)
【復習】教科書(機内での専門的な語彙)の確認(120分)
5入国に関しての説明
○入国に関連する会話術を理解する
・入国(イミグレーション)
・ボーイング787(ドリーム・ライナー)
・航空会社のアライアンス(提携航空会社の連合組織)、パワーポイント
・リスニング(トピック:入国、税関)
【予習】教科書(入国、税関)の確認(120分)
【復習】教科書(入国の専門用語)(90分)
6空港から滞在先への移動手段(シャトルバス等)を説明
○空港から移動手段を理解(会話術)
・「向ウォーキング生産性増大」の法則(仮説)
・ホテルのチェック・イン
・事例研究(ハワイのホテル事情)、DVD学習
・リスニング(トピック:ホテルへのチェック・イン)
【予習】教科書(空港から滞在先への移動、ホテルへチェック・イン)の整理(90分)
【復習】「向ウォーキング生産性増大」の法則の考察(90分)
7コンドミニアムについての説明
○コンドミニアムおよびコンドミニアム関連英語を理解する
・生ごみ(ガービッジ)
・可燃性ごみ(ラビッシュ)
・カマアイナ(土地の人)ハワイ語
・コンドミニアム(サンセット)、パワーポイント
・事例研究(コンドミニアムにチェック・イン)、DVD学習
【予習】教科書(ハワイのコンドミニアムの情報収集)(120分)
【復習】コンドミニアムの情報収集と分類(120分)
8挨拶の会話術(初めて会う人への挨拶)の説明
○非言語メッセージを理解
・非言語メッセージ(パラ言語)
・ハワイ語(神の視点)
・「ウォーフ・サピア」の仮説
・クリオール、「ピジン・イングリッシュ」概念の整理
・事例研究(ケイキ・フラ)、DVD学習
【予習】教科書(ハワイ語の構造)の熟読(120分)
【復習】ハワイ語の構造分析と「ウォーフ・サピア」の仮説検証(120分)
9ザ・バスの説明
○ザ・バスの乗り方を理解する
・トランスファー
・バイクラックス
・事例研究(ザ・バスで行こう)、DVD学習
・リスニング(トピック:バスに乗る)
【予習】教科書(ザ・バスに乗る)の確認(120分)
【復習】教科書(ザ・バスの路線図)の確認と整理(120分)
10レンタカーに関する説明
○レンタカーの借り方を理解する
・タンタラスの丘(観光地特性)
・ハワイのガソリンスタンド
・ヘイアウ(古代神殿)、ペトログリフ(古代彫刻)
・事例研究(車を借りる)、DVD学習
・リスニング(トピック:車を借りる)
【予習】教科書(レンタカーを借りる)の確認(120分)
【復習】タンタラスの丘、ハナウマ湾、ノースショアの情報収集および観光地特性の分析(120分)
11ホテルの朝食、パンケーキ、昼食(ハワイ料理)、夕食等(会話術)の説明
○ハワイでの食事方法や会話術を理解する
・「ポスト・コロニアリズム」概念の整理
・「ピジン・イングリッシュ」概念の整理
・「モアナ・サーフライダー・ホテル」
・グラチュイティ(チップ)、定食フルコース(レジュメ配布)
・リスニング(トピック:オーダー方法)
【予習】教科書(ハワイでの食事方法と清算方法)の確認(120分)
【復習】「モアナ・サーフライダー・ホテル」に関する情報収集とホスピタリティ分析(120分)
12ハワイでのショッピング、地元のコミュニティに関する説明(異文化交流、異文化体験)
○ハワイでのショッピング方法や「ファーマーズ・マーケット」を理解する
・お土産、サプリメント
・アロハスピリッツ(ハワイの真正なホスピタリティ・マインド)
・「サスティナブル・ツーリズム」とは何か
・事例研究(KCCファーマーズ・マーケット)、パワーポイント
【予習】ハワイのショッピング、ファーマーズ・マーケットの確認(120分)
【復習】サスティナブル・ツーリズム(持続可能な観光)概念の整理(120分)
13その他の観光スタイルと会話術に関する説明
○ハワイの美術館、ビショップ博物館、ハイキング、ハワイ大学、ゴルフに関する理解
・教育観光、自然観光、文化観光、エスニック観光、アウトドア観光
・ヘイアウ(ルアキニ、プウホノア)文化資源
・マラサダ(食文化の異種混交性)
・事例研究(ディズニーリゾート=アウアナ・リゾート)、DVD学習
【予習】教科書(その他の観光スタイル)関する整理(120分)
【復習】ヘイアウ(ルアキ二、プウホヌア)に関する情報収集と分析(120分)
14ハナウマ湾とネイバー・アイランドに関する説明
○ハナウマ湾と他島の観光に関する理解
・「カモン・プール・リソース」(次世代に残す共通資源)とは何か
・ハワイ島、マウイ島、ラナイ島、カウアイ島、モロカイ島
・トラブル(安全確認=リスク・マネジメント)
・事例研究(クアロア牧場)、DVD学習
【予習】ハワイ諸島に関する情報収集(120分)
【復習】ハワイの観光地特性に関する考察、分析(120分)
15授業のまとめ
○さようなら(英語:「Good-bye !」、「Take care !」、ハワイ語:「A hui hou !」)
・英語の構造(上の視点)、ハワイ語の構造(神の視点)、日本語の構造(虫の視点)
・アロハスピリッツ(真正なホスピタリティ精神)
・リスニング(トピック:帰国、ホノルル空港にチェック・イン)
・最終試験
【予習】試験対策としてこれまでの学習内容の確認(120分)
【課題】神の視点(ハワイ語)、上の視点(英語)、虫の視点(日本語)の言語構造分析(120分)
    
評価方法・基
準(評価割合)
試験:100点満点
テスト、少レポートの提出、授業態度を総合的に判断
評価の配分は、テスト(60%)、小レポート提出(課題提出)(20%)、授業態度(20%)
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ハワイわくわく英会話』松岡昌幸三修社1,400+税9784384030976
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『イギリスわくわく留学』松岡昌幸三修社2,200+税438406330
参考URL
質疑応答
研究室番号:3310室(3号館3階)
オフィスアワー:火曜日2限
備考
授業中の私語および遅刻は厳禁。携帯電話・スマートフォンの使用は禁止。
適宜資料(英語会話集、観光関連資料)を配布。
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ファイル
更新日付2017/02/15 13:20:18