開講年度2017
科目名日本語学Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者下野 雅昭
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
ことばの研究にはどんな分野があるかを知り、分野ごとにことばとしての日本語に対する理解を深める。
授業の概要
世界の言語における日本語の位置、ことばの音および文字からみた日本語の特徴を考える。それを通して、日本語学のさまざまな研究方法を知る。
授業の到達
目標
日本語の位置、ことばの音および文字からみた日本語の特徴を知るとともに、それに至る過程に理解を及ぼしてほしい。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1前期授業のオリエンテーション(授業のテーマ・概要・目標、評価、テキスト、参考書、質問について、その他)を行います。講義のテーマ・概要・目標を確認し、受講しようとした動機を分析して、書き出しましょう。(30分)
2日本語学と言語学 日本語学が言語学においてどんな位置にあるか解説します。用語を文章にまとめ、関係を整理しましょう。(30分)
3日本語の位置ー言語からと言語外から 言語そのものとしてみたときと言語外の事情からみたときの日本語の位置を考えます。講義内容を文章にまとめ整理しましょう。(30分)
4音と発声 ことばの音が身体でどのように作られるか解説します。発音のしくみを整理しましょう。(60分)
5日本語の音声と分類 日本語の音声が器官でどのように作られ、どのように分類できるか解説します。音の作られる過程を自分の身体で確認しながら整理しましょう。(30分)
6日本語の音韻 「音韻」という考え方で日本語の音を整理するとどうなるか解説します。「音声」「音韻」の概念をそれぞれ文章化し、講義内容を整理しましょう。(30分)
7音調(一)音の調子とその種類 漠然ととらえている音(日本語)の調子を分析し、分類・整理します。テキストの該当部分を熟読して、ちがいを把握しましょう。
8音調(二)日本語のアクセント アクセントを音声と音韻の両面から整理・解説します。用例を自分で発音しながら、テキストの該当部分を整理しましょう。(30分)
9文字総論(一) 図形が社会性を獲得して、文字に発展する過程を概説します。図形が文字になる過程を整理しましょう。(30分)
10文字総論(二) 文字と音韻の単位の関係を日本語の文字(体系)で整理し解説します。同じ語を文字体系別に書き出して、整理してみましょう。(30分)
11漢字(一) 漢字の伝来と字音の種類を概説します。字音ごとに実際の用例を書き出してみましょう。(30分)
12漢字(二) 字訓の発生と分類および漢字の日本化について解説します。字訓の用例を書き出して分類してみましょう。漢字が日本化している例を身近で探しましょう。(30分)
13仮名(一) 仮名の総論および漢字から仮名が生まれる過程と字形について解説します。用語を実例に当たって整理しましょう。(30分)
14仮名(二) 平仮名・片仮名(字形・体系)がいつごろどのように生まれ、分岐したかを考えます。平仮名・片仮名それぞれの形の特徴と分岐の時期を整理しましょう。(60分)
15仮名(三) 前時の続き。仮名の種類とそれぞれの社会的な位置を時代の流れにそって概観します。仮名の発生から現代の平仮名・片仮名に至る過程を文章化しましょう。(30分)
    
16今期のまとめ今期に学習したことを振り返りましょう。(180分)
評価方法・基
準(評価割合)
出席を含む授業姿勢(10点)および学期末試験または提出物(90点)による
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『展望 現代の日本語』佐藤武義編著白帝社2000
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図解日本語』沖森卓也編著三省堂2000
参考URL
質疑応答
授業時または授業後適宜
備考
画像
ファイル
更新日付2017/02/16 14:04:00