開講年度2017
科目名考古学特殊講義A-Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者永井 宏幸
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 5時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
弥生時代の基礎研究
授業の概要
弥生時代の基礎研究を学ぶ授業。弥生時代像や弥生文化の枠組みについて、具体的な事例をあげながら研究史で振り返る。
授業の到達
目標
弥生時代の研究史から知識を深めることにより、弥生時代研究の進展が理解できる。さらに研究方法や論理的組立てを学ぶことによって、自らの研究目標を探求する契機とすることができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス
授業方針の説明
高校日本史の教科書を精読し、弥生時代の研究を学ぶ準備とすること。(予習60分+復習60分)
2弥生土器の発見 
時代の名称となった弥生土器の発見について、その経緯を研究史から学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
3弥生時代とは 
弥生時代の定義について、研究史から2つの定説をかんがえる。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
4弥生文化の三要素 
文化の三要素をとりあげ、現代文化のなかでも比較して学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
5日本歴史の弥生時代 
日本史のなかで、弥生時代をどのように位置づけるかを学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
6縄文文化の終焉 
新たな弥生文化が成立する中で旧来の縄文文化はどのような過程を経て終焉するのか学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
7春学期前半のまとめとミニテスト前半の授業を振り返り(予習60分)、弥生時代、弥生文化について研究史を再確認する(復習60分)。
8縄文と弥生の生業を比較する 
日本列島の生業の根源は縄文と弥生の生業にある。ふたつの生業暦を比較し、研究史の画期をかんがえる。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
9イネと稲作文化 
イネの語源と植物学の視点から稲作文化を学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
10水稲耕作のはじまりと列島食文化の変貌(1)
ナラ林文化と照葉樹林文化をとりあげ、東西日本の植生から初期稲作文化の成立を学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
11水稲耕作のはじまりと列島食文化の変貌(2)
日本列島の稲作の起源を東アジアにおける伝播経路から学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
12水稲耕作のはじまりと列島食文化の変貌(3)
「米と日本人」をテーマにとりあげ、現代日本の食糧事情を学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
13弥生土器の研究 
縄文時代から弥生時代への移行期について、土器の変遷過程から学ぶ。
授業中に紹介する参考文献から内容を確認し、理解を深める。(予習60分+復習60分)
14春学期後半のまとめとミニテスト 後半の授業を振り返り(予習60分)、日本文化と稲作文化について研究史を再確認する(復習60分)。
15弥生文化のワークショップ体験 
博物館などで開催されるワークショップを実際に体験し、弥生文化の体現を図る。
博物館などで開催されるワークショップを探し、自身で体験する。(復習120分)
    
16レポート試験
評価方法・基
準(評価割合)
参加度(20%)ミニテスト(20%)とレポート試験(60%)によって評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を適宜配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『農耕社会の成立』石川日出志岩波新書800978-4-00-431271-0
2.『講座日本の考古学弥生時代上・下』甲元眞之・寺澤薫編青木書店各7000978-4-250-21104-1ほか
3.『弥生時代の考古学全9巻』設楽博己・藤尾慎一郎・松木武彦編同成社6000ほか978-4-88621-499-7ほか
4.『弥生時代の歴史』藤尾慎一郎講談社新書800978-4-06-288330-6
参考URL
質疑応答
開講日時の30分前、講師控室にて受け付けます。
備考
画像
ファイル
更新日付2017/05/16 15:06:21