開講年度2017
科目名イスラム圏史概説
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者松井 真子
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
中東イスラム圏史入門
授業の概要
現代世界における諸問題を考える際、イスラム圏に対する理解は不可欠といっても過言ではない。本講義では世界に広がるイスラム圏のうち、中東地域を主たる対象としてその歴史を概観する。まずイスラムやイスラム史を理解するために必要な基本事項を学ぶ。その上で7世紀におけるイスラムの誕生(預言者ムハンマドの時代)から、第一次大戦の戦後処理過程で決定づけられた最後のイスラム帝国たるオスマン帝国の崩壊と中東諸国体制の成立まで、さらにその後の現代にいたる過程をいくつかのトピックをとりあげて学ぶ。講義を通じて、イスラム圏の果たしてきた世界史的役割を考えたい。
授業の到達
目標
イスラム圏、特にその中核である中東地域やイスラムの歴史についての基礎的な知識を身につける。
中東イスラム圏の世界史における役割を理解する。
現在の中東地域における諸問題について、その歴史的背景を理解したうえで受講前よりも深化した考察ができるようにする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス:授業方針の説明
 
予習:シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(30)
復習:授業の全体について確認(30)
2コーヒーはアラビア語:日本と中東世界の歴史的関係 予習:日本と中東地域との歴史的関係について調べてみる(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
3イスラム圏の世界的広がりとその多様性予習:イスラム教徒が多数を占める国家を調べ、その地理的広がりを世界地図上で把握しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
4イランはアラブではない!復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
5キリスト教はヨーロッパの宗教か?復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
6イスラム圏史のとらえ方:カリフとイスラム法をキーワードとして復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(30)小テストの準備(30)
7(前半)小テストとその見直し
神の預言者ムハンマド
予習:イスラム誕生の時代について「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
8東西の回廊としての中東:バグダードを要とした国際商業ネットワーク予習:アッバース朝時代について「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
9支配者になった軍人奴隷:遊牧騎馬民族と中東予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
10トレドにおける文化伝播/野蛮人フランクの記憶:レコンキスタ・十字軍・12世紀ルネサンス予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
11モンゴルの平和/イスラムと商業:イブン・バットゥータの旅を可能にした世界予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
12「柔らかい専制」オスマン帝国の歴史的意義予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
13パレスチナ問題からみた中東近現代史(1)「土地なき民に、民なき土地を」の虚構予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
14パレスチナ問題からみた中東近現代史(2)パレスチナをかえた6日間予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
15パレスチナ問題からみた中東近現代史(3)オスロ合意の実態予習:取り上げるトピックについて「世界史B」の該当箇所などを読んで学習しておく(60)
復習:授業内容を配布資料を用いて確認し、理解を深める(60)
定期試験対策としてこれまでの授業の確認(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
平常点(授業態度、小テスト):20%、学期末試験:80%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『特に指定しない。ハンドアウトや資料を配布する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『講義中に適宜紹介する。』
参考URL
質疑応答
講義終了後に受けつける。
オフィスアワー:火曜日4限
備考
画像
ファイル
更新日付2017/02/14 14:02:52