開講年度2017
科目名仏教文化セミナーⅠ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者引田 弘道
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
文献を調べ、発表する能力を身につける
授業の概要
このセミナーでは仏教説話文学を主として、学生諸君に仏教説話の内容を調べ、発表してもらう。基礎資料としては『今昔物語集』天竺部を用いる。仏弟子の物語を読んでいき、内容的に関連する仏典を調べ、比較する。今回は懺悔に関する物語を調べ、発表し、仏教おける懺悔の構造を明らかにする。
 また2回、キャリア・セミナーをセミナー合同で開催し、キャリアセンター職員から業界研究などを説明してもらう。
授業の到達
目標
仏弟子の物語を調べることにより、仏弟子の行動で、仏教は何を説こうとしたのかを明らかに知ることができる。また関連する文献を調査することにより、「研究する力」を養うことが可能となる。また研究成果を発表することにより、プレゼン能力を養うことが可能となる。仏教説話文学の大系を知り、関連文献を扱うノウハウを身につけることが、この授業の到達目標である。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1「ガイダンス」
○本授業の流れについて説明します
【予習】シラバスを読み本授業の内容をあらかじめ把握する(30)
【復習】『今昔物語集』に関する知識を得る(60)
2「後悔の効力(1)」
○『今昔物語集』第1巻第16話にある「鴦掘摩羅が仏の指を切る」物語を読みます。
【予習】鴦掘摩羅の物語をあらかじめ読んでおく(60)
【復習】この物語の特徴を整理する(30)
3「後悔の効力(2)」
○鴦掘摩羅の物語に関連して、後悔の意義を発表します
【予習】仏教における後悔することの意義を調べる(60)
【復習】この物語の特徴を整理する(30)
4「後悔の効力(3)」
○鴦掘摩羅の物語に関連して、後悔の意義を発表します
【予習】仏教における後悔することの意義を調べる(60)
【復習】この物語の特徴を整理する(30)
5「レポート提出(1)」
○後悔の効力に関連したレポートを提出し、論点を発表します
【予習】レポートの執筆(120)
【復習】自身の発表内容を整理する(30)
6「悪業と懺悔(1)」
○『今昔物語集』第3巻第27話にある「阿闍世王が父王を殺す」物語を読みます
【予習】阿闍世王の物語の概要を調べておく(60)
【復習】この物語の問題点を整理する(30)
7「キャリア・セミナー(1)」
○キャリアセンターの職員によるキャリア教育
・自己分析
【予習】キャリアとは何か。2年生の基礎セミナーで学んだ内容を再確認する(30)
【復習】自己分分析をセミナーの学生と一緒に行う(60)
8「悪業と懺悔(2)」
○】「阿闍世王が父王を殺す」物語に関連して、業と懺悔滅罪の関係を発表します。
【予習】業と懺悔滅罪の関係について調べる(60)
【復習】発表者の内容をまとめる(30)
9「悪業と懺悔(3)」
○】「阿闍世王が父王を殺す」物語に関連して、業と懺悔滅罪の関係を発表します。
【予習】業と懺悔滅罪の関係について調べる(60)
【復習】発表者の内容をまとめる(30)
10「悪業と懺悔(4)」
○「阿闍世王が父王を殺す」物語に関連して、業と懺悔滅罪の関係を発表します
【予習】業と懺悔滅罪の関係について調べる(60)
【復習】発表者の内容をまとめる(30)
11「レポート提出(2)」
○業の不滅と懺悔の効力の矛盾点に関連したレポートを提出し、論点を発表します
【予習】レポートの執筆(120)
【復習】自身の発表内容を整理する(30)
12「キャリア・セミナー(2)」
○キャリアセンターの職員によるキャリア教育
・業界研究
【予習】自身の興味のある職種、業界について予め調べる(60)
【復習】自分に適した職種はどれか、調べる(120)
13「キャリア・セミナー(3)
○業界研究をセミナーの学生同士で一緒に議論し、情報を増やします
【予習】自身の興味のある職種、業界についてまとめる(30)
【復習】自分に適した職種はどれか、再度検討する(30)
14「ゆるしに関して」
○現代宗教の観点から「ゆるし」について自分の意見を述べます
【予習】「ゆるし」について現代宗教の観点から自分の意見をまとめる(90)
【復習】授業内容を整理する(30)
15「まとめと課題」
○授業の内容を振り返ります。また夏休みの課題を検討します
【予習】夏休みの課題を何にするか調べる(60)
【復習】課題をこなすスケジュールを立てる(30)
    
評価方法・基
準(評価割合)
毎回の発表20%
授業への取り組み姿勢 20%、
学期途中のレポート 30%、
学期末のレポート 30%
テキスト
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質疑応答は原則として授業時間中に行います。あるいはオフィスアワー(金曜日、昼休み、宗教文化学科共同研究室)でも必要に応じて質問を受けますので、引田に連絡すること。
備考
授業の取り組みが大切なので頑張ってください。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 12:31:20