開講年度2017
科目名インドの思想Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者平野 克典
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
紀元前15世紀から紀元前後までのインドの思想
授業の概要
 古代インドでは、バラモン教、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教など、多数の宗教が生じ、各々独自の思想・哲学を展開させた。本講義では、紀元前15世紀から紀元前後までのインドの宗教、哲学、思想を歴史的に概観しつつ、古代インド人がいかなる哲学的問題に思索を巡らせ、またどのような世界観を信仰に基づいて形成したのかをみていく。その際、「現象世界」理解を共通テーマとして哲学諸派・宗教の理論体系を検討し、それらの特徴を浮き上がらせたい。また、インド思想の日本文化への影響も随時説明していく予定である。なお、古代インドの理解に際しては、思想・哲学・宗教という三つの観点をそれぞれ独立したものとして扱うことはしばし困難を伴う。従って、本講義では敢えて分けずに取り組みたい。
授業の到達
目標
(1)インド哲学史に関する知識が習得できる。
(2)インド的思考について学び、新たな思考枠を獲得することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1インド哲学史の区分と参考文献紹介【予習】シラバスを読み本授業内容を把握する(120)
【復習】授業の全体について確認(120)
2ヴェーダの思想(1)自然神讃歌【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】自然神讃歌についての授業内容を確認し理解を深める(120)
3ヴェーダの思想(2)創造神話【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】創造神話についての授業内容を確認し理解を深める(120)
4ウパニシャッドの思想(1)根源的原理の探求【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】根源的原理の探求についての授業内容を確認し理解を深める(120)
5ウパニシャッドの思想(2)根源的原理の探求【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】根源的原理の探求についての授業内容を確認し理解を深める(120)
6『アタルヴァ・ヴェーダ』の思想【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】『アタルヴァ・ヴェーダ』についての授業内容を確認し理解を深める(120)
7輪廻思想、五火二道説【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】輪廻思想についての授業内容を確認し理解を深める(120)
8六師外道【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】六師外道についての授業内容を確認し理解を深める(120)
9ジャイナ教【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】ジャイナ教についての授業内容を確認し理解を深める(120)
10仏教(1)釈尊の生涯【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】釈尊の生涯についての授業内容を確認し理解を深める(120)
11仏教(2)原始仏教【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】原始仏教についての授業内容を確認し理解を深める(120)
12仏教(3)部派仏教【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】部派仏教についての授業内容を確認し理解を深める(120)
13仏教(4)大乗仏教【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】大乗仏教についての授業内容を確認し理解を深める(120)
14仏教(5)大乗仏教【予習】教科書の該当箇所を熟読する(120)
【復習】大乗仏教についての授業内容を確認し理解を深める(120)
15授業のまとめ【予習】試験対策としてこれまでの講義内容の確認(120)
【復習】試験対策としてこれまでの講義内容の再確認(120)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
授業への参加状況(小テストと授業態度)30%と定期試験70%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『インド思想史』』早島鏡正他東京大学出版会3,780円
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.初回に参考文献表を配付する。
参考URL
質疑応答
授業後に教室にて質疑に応対する。
備考
(1)授業中の私語、携帯端末操作、不必要な入退場を禁止する。
(2)本講義は、秋学期開講の「インドの思想II」とあわせて受講することが望ましい。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 15:14:26