開講年度2017
科目名仏教美術Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年3年
担当者大羽 恵美
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
仏像のみかた:仏教図像学の基礎
授業の概要
この講義では私たちの身近にある仏像を中心に、どのような仏像があるのか、どうしたら仏像を見分けることができるか(仏像を見分けるポイントは何か)を学びます。画像資料を中心にパワーポイントを使用して解説します。
授業の到達
目標
身近な仏像とともに名作とされる仏像を鑑賞できるようになることを目指します。 到達目標としては、 1) 仏像を鑑賞する上で必要となる知識を習得し、実際に適用できる  2)仏像を見分けることができる(尊格同定) 3)重要な仏像や基準作となる仏像の特徴を述べることができる 4)仏像制作の背景を考察し、論じることができる
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1オリエンテーション:講義の説明、仏像の分類について  〇講義の概要について説明します 【予習】シラバスを読んでおくこと(30) 【復習】・授業について確認しておくこと(20)、疑問点があるか確かめること(20)、配布資料を読んでおくこと(20)、配布資料の整理(20)
2仏像のかたちと仏像造像の歴史について  〇釈尊のイメージの特徴と仏像が作られるようになった背景を説明します【予習】配布資料(仏像鑑賞の基本)を読んでおくこと(30) 【復習】主要な「相」について説明するので、具体的な内容を読んでおくこと(40)
3仏像造像の技術と様式 〇仏像のつくりかたと日本の仏像に見られる様式について説明します【予習】配布資料(仏像鑑賞の基本)を読んでおくこと(30) 【復習】造像技術と様式についての資料を配布するので内容を理解すること (60) 
4如来:釈迦如来 〇如来の姿の源流と釈迦如来の作例について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:如来)を読んでおくこと(30) 【復習】釈迦如来の作例について内容を確認すること (30) 
5如来:阿弥陀如来と薬師如来 〇阿弥陀如来と薬師如来の作例と典拠について説明します【予習】配布資料(阿弥陀如来と釈迦如来)を読んでおくこと(30) 【復習】如来の尊容について理解すること (30) 阿弥陀如来に関連する典拠や資料を確認しておくこと(60)
6如来:大日如来 如来の姿とマンダラ 〇大日如来の作例と日本に伝わるマンダラについて説明します【予習】配布資料(大日如来)を読んでおくこと(30) 【復習】大日如来の尊容の特徴について理解することとその典拠を読んでおくこと (60)、如来の種類について確認しておくこと(60) 
7菩薩:観音菩薩 聖観音 〇菩薩の特徴について、観音菩薩の基本的な姿である聖観音について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:菩薩)を読んでおくこと(30) 【復習】菩薩のすがたと特徴を理解すること (30)、観音の尊容について理解すること(30) 
8菩薩:観音菩薩 変化観音 〇観音菩薩のうちで様々な姿を取る変化観音について説明します【予習】配布資料(様々な観音の姿)を読んでおくこと(30) 【復習】変化観音の尊容について理解すること (30)、典拠となった文献資料を読んでおくこと (30) 
9菩薩:文殊菩薩と普賢菩薩 〇文殊菩薩と普賢菩薩について説明します【予習】配布資料(文殊菩薩と普賢菩薩)を読んでおくこと(30) 【復習】文殊菩薩と普賢菩薩について尊容を理解すること (30) 
10菩薩:弥勒菩薩と地蔵菩薩 〇弥勒菩薩と地蔵菩薩について説明します【予習】配布資料(弥勒菩薩と地蔵菩薩)を読んでおくこと(30) 【復習】弥勒菩薩と地蔵菩薩について尊容を理解すること (30) 弥勒菩薩に同定された作例についての配布資料を理解すること(60)
11明王:不動明王など 〇明王の特徴について、不動明王の作例について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:明王)を読んでおくこと(30) 【復習】不動明王について尊容を理解すること (30) 
12天部の尊格:四天王など 〇天部の尊格について、四天王の作例について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:天)を読んでおくこと(30) 【復習】四天王や他の尊格について尊容を理解すること (30) 
13その他:祖師像や羅漢像など 〇祖師像や羅漢像などの作例について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:その他)を読んでおくこと(30) 【復習】祖師像や羅漢像について尊容を理解すること (30) レポート試験対策としてトピックを定めること(60)
14集合尊とマンダラ 〇八部衆と十大弟子について、マンダラの作例について説明します【予習】配布資料(仏像の分類:その他)を読んでおくこと(30) 【復習】集合尊について尊容を理解すること (30)、マンダラについて配布資料(マンダラ図解)を読んで理解すること
15講義総括 〇講義全体を振り返ります【予習】全講義の学習内容の確認 (60) 【復習】レポート試験対策 (120)
    
16レポート試験
評価方法・基
準(評価割合)
レポート試験(1回)と確認シート(14回)の合計点 評価の配分は、レポート試験60%、確認シートの合計点40%
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業で使用するパワーポイントのノート(画面印刷)を配布するのでテキストとして利用すること  』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『参考文献は随時紹介します。 予習や復習で学習する資料も随時配布します。』
参考URL
質疑応答
講義前後に教室で行います。講義の最後に提出する確認シートに質問を記入すれば、次の授業で回答するようにします。
備考
全体の講義で利用できる資料(地図・年表や用語集など)を配布するので、講義中は常に手元に置いて参照してください。 毎回授業の後に確認シートを配布します。確認シートで講義の内容理解度を評価します。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 14:44:03