開講年度2017
科目名英語表現法Ⅲ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者石川 一久
単位数1
曜日・時限春学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
丸暗記は避けたい、ネイティブの感覚に迫る英文法
授業の概要
この科目は、大学教育の土台となる「基礎学力の育成」を目指すポリシーに則って、言語表現の基礎学習力を培うと同時に、さらに一歩進んだ英語の文法力、語法も身につけることをねらいとします。これによって、会話やメール等のコミュニケーションにおける正しい英語の運用能力、さらに専門書を正確に読む能力を養います。
授業の到達
目標
この授業では、ネイティウ゛・スピーカーが文を発する時の「感覚」を意識した英文法を学びます。文「法」ですから確かに規則は学習しますが、従来皆さんが習ってきた「規則だけ」の文法とは異なる視点に立って授業を進めていきます。「英語表現法 I・II」(石川開講)と同じ視点で英文法を学べます。すなわち、ネイティウ゛・スピーカーの「感覚」を押さえれば、中学校や高校で習ってきた一見関係のなさそうな文法「規則」が、共通項としてまとめて習得できる。これまで無理やり覚えてきたと思われる「熟語」・「構文」の丸暗記をできるだけ避けたい。といったものです。

 「英文法」に興味のある人や、TOEICや英検受験を考えている人、自分の専門分野の英書を正確に読みたい人、授業内容を英会話に生かしたい人、または、将来、英語教育に携わる希望のある人の受講が望ましいです。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1句動詞を攻略しよう(1)
(句動詞 = 動詞+副詞(cut off, look up, turn downなど))
・なぜ、make upが「化粧する」や「埋め合わせる」という意味になれるのか?なぜ、put offが「延期する」という意味に?なぜ、drink upが「飲み干す」に?

前置詞のイメージ ...withの感覚
(図を書きながらビジュアル的に学習。数回に分けます。)
予習・復習(1時間)

予習:練習問題
復習;学習した事項と練習問題解答の確認

以下同様
2句動詞を攻略しよう(2)
upとdownの基本イメージと発展イメージ

前置詞のイメージ ...withの感覚
予習・復習(1時間)
3句動詞を攻略しよう(3)
outの基本イメージと発展イメージ

前置詞のイメージ ...withの感覚
予習・復習(1時間)
4句動詞を攻略しよう(4)
off, awayの基本イメージと発展イメージ

前置詞のイメージ ...withの感覚
予習・復習(1時間)
5thatの感覚(1) これまで学習したthat (「あの」と訳す指示代名詞、that節の接続詞、関係代名詞)は、すべて1つの基本感覚でとらえることができる。

前置詞のイメージ ...forの感覚
予習・復習(1時間)
6thatの感覚(2)  I think that ・・・のthatが省略されるのはどんな時? 
なぜ関係代名詞thatの先行詞は「人」でも「もの」でもいいのか?
 
前置詞のイメージ. ..forの感覚
予習・復習(1時間)
7thatの感覚(3) なぜ、so〜that S Vのようなパターンが生まれたのか解説。丸暗記を避けたい。


前置詞のイメージ ...forの感覚
予習・復習(1時間)
8to不定詞の感覚(1)
これまで別個に学習してきたto不定詞の3つの用法(名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法)に共通する感覚がある。(前置詞toの感覚から生まれる)

前置詞のイメージ ...forの感覚
予習・復習(1時間)
9to不定詞の感覚(2) なぜ、too〜to V(不定詞)のようなパターンが生まれたのか解説。丸暗記を避けたい。予習・復習(1時間)
10先頭に置かない主語 (1) 
It is 形容詞 that S V:SがVするのは----だ」「It is 形容詞 to V(不定詞):Vするのは----だ」のように、なぜ主語の働きをするthat節やto不定詞(主語)がわざわざ後ろにくるのか?
予習・復習(1時間)
11先頭に置かない主語 (2) 
There構文((例)There is a pen on the desk.)はどんな時に使うのか?There is the pen on the desk.はなぜ誤りか?
予習・復習(1時間)
12受動態(1)
受動態はどんな場合に使うか?その1
予習・復習(1時間)
13受動態(2)
受動態はどんな場合に使うか?その2
予習・復習(1時間)
14受動態(3)
なぜbe surprisedの時はatで、be pleasedの時はwith、be interestedの時はinなのか?これがわかると、他の受動態の形式も丸暗記を避けることができる。
予習・復習(1時間)
15受動態(4)
練習問題による復習
予習・復習(1時間)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
平常点(授業への参加度、授業態度)30%... なお、授業でやった内容(要点や解答など)はすべて、プリントに書いて下さい。これを定期的に回収し、平常点とします。但し遅刻の場合、その日の平常点は半減します。
なお、自分のノートを使いたい場合は遠慮なく申し出てください。

試験の成績70%   
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プリント(無料)使用』
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
質問は下記参照。
場所 2号館3階2314
時間帯 水: 13:00~14:00
      木: 17:00~18:00
備考
座席は指定します。(くじ引き(ただし、前席希望者は配慮します。))
英和辞典持参のこと。(電子辞書可) 授業中の私語や携帯電話の操作は厳禁します。
皆さんの理解度に応じて、授業の進度が多少前後することがあります。

※ この授業で学習する文法項目は「英語表現法 I・II」(石川開講)とは異なりますので、「英語表現法 I・II」を受講していなくても問題ありません。
ただし、 「英語表現法 I・II」の内容に言及する場合は、その内容を復習しながら、この授業に導入していきます。
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更新日付2017/03/22 17:11:03