開講年度2017
科目名日本の文化と社会Ⅰ/特定主題科目Ⅲ-Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者岡田 千昭
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
織田信長の城
授業の概要
「天下布武」を掲げた織田信長が権力の象徴として、築造した小牧山城・岐阜城・安土城に込めた政治的意図を城郭政策の視点から解明して、戦国の覇者の実像に迫り、信長による統一政権の真の姿を明らかにする。
授業の到達
目標
日本史学によって形成された歴史観と史料の読み方・解釈などの研究方法を身につけることができるようになる。日本史学の視座からいろいろな社会現象を分析する力を養うことができるようになる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ガイダンス、授業方針及び内容の説明予習:シラバスを読み、授業内容をあらかじめ把握する(20)
復習:授業内容の全体像を確認する(20)
2織田信長による統一政権の構想についての説明予習:信長政権の目指したものをテキストで把握する(30)
復習:信長政権の政権運営の理解を深める(30)
3天下布武の信長の城郭政策について予習:信長の城郭政策の内容を把握する(30)
復習:信長の破城令・築城命令の内容の理解を深める(30)
4信長の尾張統一以前の城について予習:信長の家督相続と那古野城の内容について把握する(30)
復習:信長の尾張統一以前の城についての理解を深める(30)
5清州城の歴史について予習:清州城の歴史の内容をテキストで把握する(30)
復習:信長の清州入城について、その意義を理解する(30)
6小牧山城の地形と歴史について予習:小牧築城の概要について、テキストで把握する(30)
復習:小牧城の発掘調査の内容を理解する(30)
7山上の城・岐阜城について予習:現状遺構から見た山上の城について、把握する(30)
復習:信長時代の岐阜城下町の様相について、理解する(30)
8畿内掌握のために築かれた城について予習:重要視された宇佐山城について把握する(30)
復習:安土築城に向けての試作段階期を理解する(30)
9安土築城の意図について予習:安土城主要部の発掘調査の概要を把握する(30)
復習:安土城の立地条件についての理解を深める(30)
10『信長公記』に見る安土城について予習:文献史料に見る安土城の姿について把握する(40)
復習:天守の内部と障壁画についての理解を深める(40)
11絵画資料に見る安土城について予習:主要三御殿の役割についてテキストで把握する(40)
復習:安土城主要部の現状遺構についての理解を深める(40)
12安土城を築いた工人集団について予習:当時の築城技術の進歩について把握する(50)
復習:当時の工人集団の果たした歴史的役割について理解する(50)
13城郭専用瓦の成立についての説明予習:蛇石・城郭専用瓦の役割について把握する(30)
復習:築城技術の大変化について理解する(50)
14日本初の全山総石垣の城について予習:城における石垣の役割について把握する(40)
復習:安土城と近世的城との関係を理解する(40)
15授業のまとめ予習:安土城とその城下の様相を把握する(60)
復習:試験対策としてのこれまでの学習内容を
総検討する(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験 90%、授業態度 10%。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『『織田信長の城』』加藤理文講談社908円978-4062884051
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.その都度指示する
参考URL
質疑応答
質問は講義教室もしくはオフィスアワーの時間に2513研究室において、面談にて受け付ける。
備考
授業外の学習は予習に重点を置き、テキストを熟読玩味し、ポイントを把握してから授業に臨むこと。
復習は重要文献の理解や史料の解釈の仕方を体認すること。
シラバスは状況により変更することがあります。
画像
ファイル
更新日付2017/05/12 13:17:17