開講年度2017
科目名人間の尊厳と平等Ⅰ/特定主題科目Ⅱ-Ⅰ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年2年
担当者梅田 豊
國田 武二郎
高橋 洋
初川 満
原田 保
単位数2
曜日・時限春学期 木曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
人間の尊厳と平等に対する法律学からの多角的アプローチ
授業の概要
現代社会において法律上問題になる具体的な諸事例の検討を通し、現代社会における法律問題の本質を理解し、解決策を考える。本講義では複数の専門領域についてオムニバス形式で実施する。また、学生相互の又は法律実務家や法律研究者との質疑応答等を通じて、法的素養を身につけてもらいたい。
授業の到達
目標
具体的な事例の検討と議論を踏まえて、法的なものの見方・考え方の一端を把握してもらい、社会の様々な事象について、法的な観点から考察できる能力を養う。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1〈人権と法:現代社会と人権〉
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(1) LGBTと個人の尊重
性的少数者と言われる人たちについて書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。なお、図書館情報センターのHPから日経新聞、中日・東京新聞、朝日新聞の過去の記事をよむことができる。
2〈人権と法:現代社会と人権〉
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(2) 格差社会と平等
格差社会と呼ばれる現象について書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。
3〈人権と法:現代社会と人権〉
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(3) ブラックバイトと勤労の権利
ブラックバイトに関するHPを検索して読んでおくこと。2時間。
4〈人権と法:現代社会と人権〉
1、現在の日本で起こっている出来事を取り上げ、それを入り口として憲法の持つ意味について考える。
2、教員が素材を提供し(30分ほど)、それをもとにディスカッションを行うという形式で進める。
テーマ(4) 18歳選挙権と民主主義
18歳選挙権や選挙そのものについて書かれた新聞記事やHPを検索して読んでおくこと。2時間。
5〈国際社会と法〉
1、国際社会を構成する主要な法主体として、(1)国家、(2)国際機構及び(3)個人について、講義及びゼミ形式の論議を行う。また、(4)として、今日的問題としてテロの国際的規制について考える。
2、60分の講義と30分の学生中心のゼミ形式の討論を行う。
テーマ(1) 国家とはいかなるものか
 ①国家とは ②国家の基本的権利・義務 ③領域変動 ④日本の領域紛争 ⑤まとめ
国際社会を揺るがす事件や問題について、新聞や雑誌等を最低60分は読み関心を持つように心がけて欲しい。例えば、IS、尖閣、北方領土等
6〈国際社会と法〉
1、国際社会を構成する主要な法主体として、(1)国家、(2)国際機構及び(3)個人について、講義及びゼミ形式の論議を行う。また、(4)として、今日的問題としてテロの国際的規制について考える。
2、60分の講義と30分の学生中心のゼミ形式の討論を行う。
テーマ(2) 国際組織とはいかなるものか
 ①概説 ②国家組織の歴史 ③国家組織の権利能力 ④国家組織の構成 ⑤まとめ
国際社会を揺るがす事件や問題について、新聞や雑誌等を最低60分は読み関心を持つように心がけて欲しい。例えば、IS、尖閣、北方領土等
7〈国際社会と法〉
1、国際社会を構成する主要な法主体として、(1)国家、(2)国際機構及び(3)個人について、講義及びゼミ形式の論議を行う。また、(4)として、今日的問題としてテロの国際的規制について考える。
2、60分の講義と30分の学生中心のゼミ形式の討論を行う。
テーマ(3) 国際社会と個人
 ①国籍について ②外国人の法的地位 ③国際社会における人権の保障 ④まとめ
国際社会を揺るがす事件や問題について、新聞や雑誌等を最低60分は読み関心を持つように心がけて欲しい。例えば、IS、尖閣、北方領土等
8〈国際社会と法〉
1、国際社会を構成する主要な法主体として、(1)国家、(2)国際機構及び(3)個人について、講義及びゼミ形式の論議を行う。また、(4)として、今日的問題としてテロの国際的規制について考える。
テーマ(4) テロの国際的規制
 ①序 ②国際的テロ規制の歴史 ③国際法におけるテロ行為の扱い ⑤結び
国際社会を揺るがす事件や問題について、新聞や雑誌等を最低60分は読み関心を持つように心がけて欲しい。例えば、IS、尖閣、北方領土等
9〈宗教と法:宗教をめぐる法律問題〉
授業は対話形式で進める。
テーマ(1) 宗教関係事項の法的扱い 1
 1)憲法 ①個人の人権(信教の自由)  ②国家への制約(政教分離)
 2)民事 ①法人制度  ②聖職者の地位
憲法20条、民法33条、宗教法人法の規定を見ておく。60分
10〈宗教と法:宗教をめぐる法律問題〉
授業は対話形式で進める。
テーマ(2) 宗教関係事項の法的扱い 2
 1)刑事 ①宗教関係法益の保護
      ②宗教的真情の評価
       1]自己決定や宗教行為を理由とする適法評価の可能性
       2]宗教的価値判断に基づく故意阻却の可能性
刑法188条~192条、205条、210条、38条の規定を見ておく。60分
11〈犯罪と法:犯罪の概念と刑罰の意義〉
授業は対話形式で進める。
テーマ犯罪への法的対処
 1)犯罪及び刑罰の概念 
 2)事前対処 犯罪の予防・制止  
 3)事後対処 ①犯人制裁 ②被害者支援
 4)刑罰以外の対処の重要性
刑法9条~17条、警察官職務執行法5条、犯罪被害者等基本法の規定を見ておく。60分
12〈刑事裁判の諸問題〉
授業は、裁判の意義・手続などについて、概括的な講義を行う。併せて、裁判官・検察官・弁護士の裁判手続における役割等を説明する。
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
13〈刑事裁判の諸問題〉
テーマを設定し、質疑・応答、討論により進める。
テーマとしては、以下のものを予定している。
わが国の捜査における問題点・課題は何か?
例えば、取調べの可視化などについて
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
14〈刑事裁判の諸問題〉
テーマを設定し、質疑・応答、討論により進める。
テーマとしては、以下のものを予定している。
わが国の捜査における問題点・課題は何か?
例えば、取調べの可視化などについて
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
15〈刑事裁判の諸問題〉
テーマを設定し、質疑・応答、討論により進める。
テーマとしては、以下のものを予定している。
誤判・冤罪を防ぐために何が必要か?
あらかじめ配付するレジュメ・資料の読込み60分程度
    
評価方法・基
準(評価割合)
期末試験は実施しない。各テーマの最後の回に小テストを実施(春学期は4、8、9、11、15回)する。評価は、出席40%、小テスト60%(12点×5回)とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プラクティス国際法講義』柳原・森川・兼原編信山社2010年
2.『六法』出版社は問わない最新版が望ましい
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『18歳から考える人権』宍戸常寿編法律文化社2016年
2.『国際テロリズム入門』初川満編信山社2010年
3.『授業中に配付』
参考URL
1.18歳から考える人権
2.18歳から考える人権
質疑応答
講義の内容等に関する質問は、講義終了後ないしは、オフィスアワーを利用してください
備考
画像
ファイル
更新日付2017/02/27 11:56:28