開講年度2017
科目名化学Ⅰ A
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者来住 準一
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
専門科目への橋渡し
授業の概要
薬学準備教育ガイドライン(以下「準備ガイド」と略)に準拠し、薬学専門科目を学ぶ上で必要となる基礎学力を身につけることをめざします。授業毎に詳細な「今日の学習目標」を配布し、宿題を課します。毎回、前回の学習内容について確認テストを実施しますので、とくに復習をしっかりすることを心がけて下さい。なお、進度や内容は必要に応じて調整することがあります。
授業の到達
目標
授業は講義・演習・実習を有機的に連動させ、学習効率を高めるために講義(演習)と実習を交互に組合わせたモザイク型で進行します。化学Ⅰでは、高校化学の学習内容を踏まえながら、原子の構造、電子配置、化学結合、分子間力、酸・塩基、酸化・還元、緩衝作用などが説明出来ること、溶液の濃度や緩衝液のpHの計算ができることを目標とします。化学実習Ⅰではガラス細工、容量器具の正しい取り扱い方、試薬の正しい調製、pHメーターの取り扱い、緩衝溶液の調製、比色定量法を用いた未知検体濃度の測定が出来ること、実験結果をレポートにまとめる技術を習得することを目標とします。また、実習では他者と協調出来ることを目指します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1物質の構造と性質(教科書第1章 p.3-32)
物質の三つの状態(教科書第6章 p.149-156)
原子の構造(教科書第3章 p.60-67) 
(準備ガイド:化学①-1、2、3、5/物理①-2、⑧-1)
 
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
2エネルギー(教科書第2章p.36-57)
原子と放射能(教科書第7章 p.181-195)
(コアカリ:C-1-1-4)
(準備ガイド:生物③-1、物理③-2)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
3電子配置、原子軌道、原子の周期律(教科書第3章 p.67-86
化学結合 、電子式(教科書第4章 p.90-101
化学式と命名法(教科書第4章 p.111-117 
(準備ガイド:化学①-4、②-1、3、4、5 )
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
4分子間相互作用、電気陰性度、水素結合、ファンデルワールス力(教科書)第4章p.102-107
(準備ガイド:化学②-2) 
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
5化学反応式とモル(教科書第5章 p.120-143
(準備ガイド:化学③-1、2、3)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
6●実習:実習上の一般的注意、ガラス細工(パスツールピペットとマドラーの作製) (実習書p.1~10)【予習】実習書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
7●実習:試薬の調製と薬品取扱い、容量器具の使用法(実習書p.11~20)
(準備ガイド:化学④-1)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【課題】3つの課題を次回提出①毒薬と劇薬(60)、②OTC医薬品(60)、③セルフメディケーション(60)
8溶液の濃度、溶液の希釈、束一的性質(教科書第11章 p.280-302)
(準備ガイド:化学③-1)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
【課題】比色定量に関する実習前課題を次回提出(60)
9●実習:比色定量法・その1(実習書p.39~44)
(コアカリ:C2-1-1)
実習レポートの書き方(実習書p.65~67)    
【予習】実習書のページを事前に読んでおくこと(30)
【課題】2つの実習前課題を次回提出①比色定量とは(60)②りんごはなぜ赤くみえるのか?(60)
【課題】実習レポートを次回提出(150)
10●実習:比色定量法・その2 (実習書p.39~44 
(準備ガイド:化学③-1)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【課題】実習レポートを次回提出(150)
11化学反応と化学平衡(教科書第9章 p.230-254)
(コアカリ:C2-2-1)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
12酸と塩基・pH(教科書第12章 p.306-326) 
(準備ガイド:化学③-4)
(コアカリ:C2-2-1)
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
13緩衝作用・緩衝液(教科書第12章 p.327-331)
(コアカリ:C2-2-1) 
【予習】実習書のページを事前に読んでおくこと(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出(60)
14●実習:pHメーターと緩衝能(実習書 p.21~31)
(コアカリ:C2-2-1) 
【予習】教科書のページを事前に読んでおくこと(30)
【課題】実習レポートを次回提出(150)
15酸化と還元(教科書 第4章 p.109-111) 
(準備ガイド:化学③-5)
【復習】授業内容を確認し、理解を深める(60)
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
●化学I:毎回の確認テスト(15%) + 中間テスト(25%)+ 期末試験(60%) による総合評価
 (宿題の未提出者は減点)
●化学実習I:実習制作物(25%) +確認テスト(5%) + レポート・実習課題(70%)による総合評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生命科学のための基礎化学~無機物理化学編』M.M.Bloomfield、伊藤俊洋他訳丸善出版3200+税978-4-621-04041-6
2.『実習書(化学実習指針、化学教室編)無料配布』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『マクマリー生物有機化学~基礎化学編』青木伸 他訳丸善出版
2.『薬学の基礎としての化学1定量的取扱い』日本薬学会編東京化学同人
3.『わかりやすい薬学系の化学入門』杉田一郎 他講談社
4.『生命科学系のための基礎化学』林利彦 訳東京化学同人
参考URL
質疑応答
・質疑応答は授業中または来住の研究室で行ないます。4号館・2階・化学教室にいますので遠慮なく訪ねて下さい。
・オフィスアワーは 月・木のお昼休み時間ですが、在室中は対応可能です。
備考
・講義(化学I)とそれに関連した実習(化学実習I)は学習効率を高めるため、3クラスに分割して行ないます。
・実習は3~5限にグループで行なうことがほとんどです。実習日のアルバイトなどは避けて下さい。
・やむをえず欠席する場合は、必ず連絡して下さい。
・授業中の私語や携帯電話・スマートフォンの使用を厳禁します。
・受講者の理解度に応じて進度や内容は必要に応じて調整されることがあります。
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更新日付2017/03/21 15:25:20