開講年度2017
科目名化学実習Ⅰ B
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者宮内 憲一
吉村 正宏
単位数1
曜日・時限春学期 月曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
無機化学を主とする化学の実習
授業の概要
歯科医学を修得する上で必須の、化学の基礎学力を身につける。
実習は1限(4限目)だけでは終了できないことが多いため、原則的に実習日は2限(3・4限)続けて行う。従って、授業日も2限続きで行うことになる。
日程については、4月最初の授業時間に発表・配付する。
授業の到達
目標
歯科医学を修得する上で、化学知識・科学的な考え方・その手法を身につけていることが要求される。学生の中には高校で化学を履修しなかったり、履修したがその修得度の低い者が多くみられる。高校で実習を満足に行っていないため、科学的な知識が実学となっておらず、基礎知識から演繹して考えるという習慣ができていない。
 化学の講義では実習を平行して行い、その作業から基礎知識を実学として利用できるようにすることも目標とする。
 講義中の態度も含め、一年間厳しいトレーニングの場となることと思う。春期は無機化学を主体とした基礎知識の修得を課題とする。高校時代のように断片的な知識の羅列ではなく、生体や歯科医学にとってどんな意味をもつのか関連づけながらより深く勉強する。
 また、広く教養を身につけ、心を磨くための糸口となる学習も織り交ぜていく。
 学生の理解度に応じて進めるので進度は遅れることもある。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1ネームプレートの作成
実習の心得
特に必要なし
2周期表の作製周期表を完成しておくこと
3有効数字の扱い・基本計算の演習(1)配布プリントを完成しておくこと
4有効数字の扱い・基本計算の演習(2)配布プリントを完成しておくこと
5ガラス細工・パスツールピペットの作製実習書を読み、何をするのかを理解しておくこと
6ガラス細工・駒込ピペットの作製実習書を読み、何をするのかを理解しておくこと
7容量器具の扱い(1)実習書を読み、何をするのかを理解しておくこと
8容量器具の扱い(2)実習書を読み、何をするのかを理解しておくこと
9試薬の取り扱いと水溶液の調製(1)実習書を読み、試薬の分類や扱いを理解すること
10試薬の取り扱いと水溶液の調製(2)実習書を読み、試薬の分類や扱いを理解すること
11pHメータの原理と使い方実習書を読み、pHメータの原理を知り、有効に使えるようになること
12化学平衡と緩衝作用(1)教科書・プリントを読み、緩衝液の意味・計算ができていること;実習で体得すること
13化学平衡と緩衝作用(2)教科書・プリントを読み、緩衝液の意味・計算ができていること;実習で体得すること
14中和滴定(1)教科書・プリントを読み、中和を理解しておくこと;実習からその滴定法を体得すること
15中和滴定(2)教科書・プリントを読み、中和を理解しておくこと;実習からその滴定法を体得すること
    
評価方法・基
準(評価割合)
化学Ⅰ…3回に分けてテストを実施(各30~35点で合計100点分)および毎回の小レポート(合計15~20点分)を総合判定する。
化学実習Ⅰ…実習態度・実習製作物・レポートを総合判定する。原則としてペーパー試験は行わない。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生活の基礎化学』宮内憲一他東京教学社2000円978-4-8082-3027-2
2.『化学実習指針』化学教室教員無料配布
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布プリント』
参考URL
質疑応答
在室時はいつでも受けつけます。
備考
宮内の居室(研究室) 4号館2階 化学教室 内線3121 (不在の場合3120)
E-mail ken1chem@dpc.agu.ac.jp
質問や相談は居室時には常時受け付けるが、講義時間で不在の時もあるので、化学教室に確認すること。
画像
ファイル
更新日付2017/02/13 17:10:27