開講年度2017
科目名物理学Ⅰ C
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者城 貞晴
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
振動・波動
授業の概要
物理学の基礎的知識や思考方法は、医歯薬系分野における治療・検査などにおいて重要な役割を果たしており、欠かせないものとなっている。物理学Ⅰでは、振動・波動現象について講義する。講義後半では、X線とその波動特性や放射線の特性などの解説を行う。
授業の到達
目標
講義前半では、振動・波動の現象を正しく捉えるための物理的基礎を身に着け、定量的に解析できる能力を醸成する。講義後半では、前半で修得した振動・波動の基礎的知識を用いて、放射線等の基礎を修得する。
なお、内容の一部は、秋学期開講の『物理学実習』を通して理解を深める。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1講義全体の構成についての説明(ガイダンス)

## 振動と波動の各内容をどのような構成の元で扱うのか全体の構成を説明します。このガイダンスにより、各回の内容が全体の中でどの位置かが分かるようになります。
テキストを要約したプリントを配付します。

## 第1回目から第7回目程度までの内容をまとめたプリントを初日に配付するので、各自の理解度に応じて予習を進めてください。
2振動-単振動

## 実験的観察の結果と、数式変形の結果、グラフそれぞれの対応付けをします。問題演習を通じて理解を深めます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
3振動-単振子

## 単振動と比較をしながら説明します。相違点を理解することが単振子の理解につながります。問題演習を通じて理解を深めます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
4振動-強制振動と減衰振動

## 回転ブランコ、地震計などの実例を通じて理解を促します。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
5波動-波の性質

## 波動を解析的に扱う基礎事項をまとめて説明します。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。
6波動-波動方程式と波の速さ

## 波動方程式の解法の説明をします。問題演習を通じて理解を深めます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
7波動-重ね合わせの原理

## 波動の基本的性質を理解します。
テキストの該当箇所を読んで理解につとめる。
8波動-反射と屈折

## 波動の基本的性質を理解します。
テキストの該当箇所を読んで理解につとめる。

## ## 第8回目から最終回までの内容をまとめたプリントを配付するので、各自の理解度に応じて予習を進めてください。
9波動-弦の固有振動

## 波動の基本的性質を理解します。
テキストの該当箇所を読んで理解につとめる。
10波動-音波,分散,群速度

## 波動の基本的性質を理解します。秋学期の物理学実習の導入を行います。
テキストの該当箇所を読んで理解につとめる。
11放射線の性質

## 放射線の基礎を修得します。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
12X線とその波動特性

## まず、電磁波の基本的性質をまとめます。その上で、X線の特性をまとめていきます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。演習問題を解きなおすなどして理解を深める。
13レーザー光とその波動特性

## レーザー光の発振について基礎をおさえます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。
14超音波とその波動特性

## 秋学期物理学実習を修得する上で必要となる基礎をおさえます。
テキスト、配付プリントの該当箇所の復習をする。
15物理学における「規則性」の重要性(振動と波動の総括)

## 物理学は、空間的規則性、時間的規則性に着目した解析を行うことが多い学問体系です。本講義内容を振り返って、その切り口から見つめ直し、理解を深めます。
規則性という観点から、もう一度、講義内容を充分に見つめ直して総復習をする。
    
16定期試験
評価方法・基
準(評価割合)
定期試験50点、小テスト・中間テスト40点、参加姿勢10点の合計100点満点で評価する。但し、真剣さが認められないなど(居眠り、私語、遅刻、無断出入り、飲食、無断欠席など)の場合には、上記の配点を超える大幅な減点がされる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『第5版 物理学基礎』原康夫学術図書出版日進キャンパスの丸善書店にて販売
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『なし』
参考URL
1.なし
質疑応答
オフィスアワーを中心に、随時、質疑応答する。但し、まずは積極的な文献調査の上で熟考、解決を試みる。自学自修を試み、要点をまとめた上で質問をする習慣を身に着ける。
備考
■ プロジェクターと書画カメラによる講義形式であるが、口頭での説明内容をしっかり記録し、積極的な内容理解に努めること。

■ 力学などの物理学の基礎知識に不安があれば『物理学の基礎』を受講すること。
画像
ファイル
更新日付2017/02/16 17:10:21