開講年度2017
科目名教養セミナーⅠ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者菅 さやか
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
日常に潜む「思い込み」に立ち向かう -心理学で鍛える論理的思考力-
授業の概要
私たちは、常に、自己や他者、周囲の環境を正しく理解しているのでしょうか?実は、私たちは普段から様々な思い込みをしており、それがトラブルの原因になることがあります。本講義では、それらのトラブルがどのような心理メカニズムによって引き起こされているのかについて考えていきます。そして、受講生の皆さんには、トラブルを未然に防げるようになるために、日常の事態について、いったん立ち止まって考える論理的な思考力を養ってもらいたいと思います。春学期は、大学での学びの特徴や、講義の受け方などの基本的な事項に関する講義を踏まえた上で、上述のテーマについて、実践的に学習を進めていきます。資料収集やクラスのメンバーとの意見交換、レポート作成などを通して、主体的に考え、積極的に表現する力を身につけていってもらいたいと思います。
授業の到達
目標
本講義を履修することで、以下のような力を身に着けることを目標とします。
<知識>思い込みのメカニズムを理解することができる。
<態度>自己の心の働きや行動について、批判的かつ寛容に内省することができる。
<技能>自己や他者の心の働きに関心を向け、円滑なコミュニケーションを通して、良好な対人関係を構築することができる。正しい日本語表現で、論理的なレポートを作成することができる。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1大学での学びについて1: 大学とは
大学がどのような機関であるかを理解し、皆さんがどのような態度で大学生活に臨めば良いかについて考えます。
【予習】教養セミナーハンドブック第1章を読む(60)
【課題】第2回の講義で1分間の自己紹介ができるよう、内容を考え、練習する(60)
2自己紹介
各自に1分間で自己紹介を行ってもらいます。お互いの個性を理解し、円滑なコミュニケーションが取れるようにします。
【復習】全員の顔と名前を覚える(60)
3大学での学びについて2: 講義のルール、ノートの取り方
大学で講義を受ける意味について考えます。また、講義のルールやノートの取り方について学びます。
【予習】教養セミナーハンドブック第2章を読む(60)
【課題】身近に起きている出来事や、自分が体験した出来事で、疑問に思ったことを5個以上挙げる(60)
4体験を通して問いを立てる
身近に起きている様々な出来事や、自身の体験を振り返り、疑問に思う点を探します。この作業を通して学問的な問いを立てる方法を学びます。
【復習】身近な体験を通して、自分で問いを立ててみる(60)
5問いに対する答え(主張)を考える
第4回の講義で提示した問いに対する答え(主張)を考えます。
【予習】「論文の教室」144ページまで読む(180)
【課題】図書館情報センターに行き、主張を裏付ける根拠になりそうな文献を探す(120)
6答え(主張)を裏付ける根拠を見つける
図書館情報センターにおいて、主張を裏付ける根拠になりそうな文献を探します。また、その文献が根拠として妥当なものであるかを検証します。
【復習】自分で探した文献が主張を裏付ける根拠として妥当かどうか、再度客観的に検討する(60)
7主張・根拠を短くまとめる1
レポートを作成するにあたり、その土台となるアウトラインの作成を行います。
【課題】アウトラインのバージョン1を完成させる(120)
8主張・根拠を短くまとめる2
アウトラインをブラッシュアップしていきます。
【課題】アウトラインのバージョン2を完成させる(120)
9主張・根拠を短くまとめる3
アウトラインの最終版を完成させます。
【課題】アウトラインのバージョン3(最終版)を完成させる(90)
10レポートの作成
アウトラインに基づき、レポートの作成を行います。
【課題】教養セミナーハンドブックⅡ「日本語表現法」の指定された問題を解く(30)
論文の教室や日本語表現法を読み直し、自分の書いたレポートを推敲する(60)
11日本語表現法&レポートの推敲1
日本語表現法の答え合わせをしたうえで、各自のレポートの推敲を行います。
【課題】教養セミナーハンドブックⅡ「日本語表現法」の指定された問題を解く(30)
論文の教室や日本語表現法を読み直し、自分の書いたレポートを推敲する(60)
12日本語表現法&レポートの推敲2
日本語表現法の答え合わせをしたうえで、各自のレポートの推敲を行います。
【課題】教養セミナーハンドブックⅡ「日本語表現法」の指定された問題を解く(30)
論文の教室や日本語表現法を読み直し、自分の書いたレポートを推敲する(60)
13日本語表現法&レポートの推敲3
日本語表現法の答え合わせをしたうえで、各自のレポートの推敲を行います。
【課題】教養セミナーハンドブックⅡ「日本語表現法」の指定された問題を解く(30)
論文の教室や日本語表現法を読み直し、自分の書いたレポートを推敲する(60)
14日本語表現法&レポートの推敲4
日本語表現法の答え合わせをしたうえで、各自のレポートの推敲を行います。
【課題】論文の教室や日本語表現法を読み直し、自分の書いたレポートを推敲し、最終版を完成させる(60)
15春学期の振り返りとまとめ
春学期を通して学習したことを振り返り、論理的な思考力を身につけることができたかを確認します。
    
評価方法・基
準(評価割合)
受講態度や小レポート等の平常点(40点)、学期末レポート(60点)の合計で評価します。
なお、以下のいずれかの条件に当てはまる者は、失格とします。
1. 全講義の3分の1を超えて欠席した者
2. 学期末のレポートを提出しなかった者
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新版・論文の教室―レポートから卒論まで』戸田山和久NHKブックス1200円+税978-4-14-091194-5
2.『教養セミナーハンドブックⅠ・Ⅱ』教養セミナーガイダンスで配布されます
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
質問などがある場合は、講義の前後の時間やオフィスアワーを利用して気軽に聞いてください。オフィスアワーと連絡先は、講義中にお伝えします。
備考
講義中の私語や立ち歩き、許可なく携帯電話・スマートフォンを操作することは禁止します。
受講態度に問題がある者に対しては、平常点からの大幅な減点を行うことがあります。
やむを得ない理由で欠席した場合には、必ず公欠届や欠席の理由を証明できる書類を提出してください。
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更新日付2017/02/09 09:31:14