開講年度2017
科目名教養セミナーⅠ
科目ナンバー
開講種別春学期
対象学年1年
担当者文 嬉眞
単位数1
曜日・時限春学期 水曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス
実務経験のある教員による授業科目


テーマ
異文化・自国文化を考えよう!
授業の概要
 本講義は異文化理解を解明する際に、まず「文化」特に「日本文化」に焦点を合わせて考察する作業を通して、受講者の文化概念への理解を深める。その後に現代社会における異文化を理解するとはどういう意味なのか、またそれを可能にするには何が必要なのかを具体的に捉え直せるようにすることを、そのねらいとしている。
授業の到達
目標
 本講義では、「真の異文化理解とは何か」をテーマにし、自分の常識は他人にも常識であるのか、あるいは日本の常識は世界の常識であるのかをとりあげ、「異なる」ことへの楽しさまたは難しさを考える。特に、「異文化としての日本文化」を取り上げ、外国人(見る側)が日本という異文化(見られる側の文化)と直接接触した際、それをどのように評価(表現)・認識したかを考察する。その考察から外国人(見る側)がもつ「文化」をも分析することができる。すなわち、これらの比較分析作業によって、異文化を理解し、自国文化を再認識することをその目標とする。
 以上の目標に加え、「教養セミナー・ハンドブック『大学で学ぶために』」を使用し、文章の読み方・書き方などの基礎的な教養習得のための講義を行うことにする。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学修・時間(分)
1・ガイダンス:授業内容および方針の説明
・日本語のプレイスメントテスト
・『知の旅立ち』配布と説明
・シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(10)
・授業の全体について確認(20)
2・履修確認表配布とチェック
・日本語テストの答え合わせと確認
・「大学で学ぶために」第1節「学ぶために必要なこと」について
・「大学で学ぶために」p.7~p.19内容確認(30)
3・「大学で学ぶために」第2節「大学で学ぶということ」についての説明
・「基本文の書き方」(1)と「原稿用紙の書き方」について
・「日本語表現法」p.7~p.11内容確認と練習問題(30)
・「私の長所と短所」の作文(30)
4・「大学で学ぶために」第3節「大学生活の心構え」について
・「文の基本」(2)について
・「大学で学ぶために」p.20~p.24内容確認(30)
・「日本語表現法」p.12~p.14内容確認と練習問題(30)
5・「大学で学ぶために」第4節「大学での生活」について
・「文の基本」(3)について
・「大学で学ぶために」p.25~p.35内容確認(60)
・「日本語表現法」p.15~p.16内容確認と練習問題(20)
6・情報収集の仕方について
・「文の基本」(3)について
・「大学で学ぶために」p.63~p.76内容確認(30)
・「日本語表現法」p.17~p.19内容確認と練習問題(30)
7・「レポートの書き方」について
・異文化に対するアンケート実施
・「大学で学ぶために」p77~p.83内容確認(30)
・「日本語表現法」p.20~p.23練習問題(30)
8・「文の基本」(4)の答え配布
・異文化のアンケート結果説明と意見交換
・「日本語表現法」p.20~p.23内容確認(30)
9・「文化」項目作成
・文化とは何か
・「文化」について各自確認(30)
10・文化の進化論・伝播論・統合論について
・異文化体験談の回収
・「世界の文化」について各自確認(30)
・各自の異文化体験談作成(20)
11・「異文化理解の理論と方法」 について
・異文化体験談の紹介
・「異文化理解の理論と方法」(配布プリント) について確認(60)
12・「私の中の世界地図」作成
・世界の古地図に表れる「日本」
・マルコポーロについて各自確認(30)
13・マルコポーロ『東方見聞録2』(1)-「174、チパング島」について・『東方見聞録2』「チパング島」(配布プリント)各自確認(30)
・課題レポート準備(60)
14・マルコポーロ『東方見聞録2』(2)-「176、偶像教徒のいろいろ」について・『東方見聞録2』「偶像教徒のいろいろ」(配布プリント)各自確認(30)
・課題レポート準備(60)
15・「異文化」としての「日本文化」とは
・春学期のまとめ
・課題レポートの提出
・課題レポート作成(120)
    
評価方法・基
準(評価割合)
授業参加度(30%)、課題物提出(20%)、課題レポート(50%)で評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『大学で学ぶために』愛知学院大学教養部あるむ
2.『日本語表現法』愛知学院大学教養部あるむ
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『東方見聞録2』マルコポーロ平凡社
参考URL
質疑応答
オフィスアワーの際に、研究室(2327号室)で質疑を受け付ける。
備考
研究室は2号館3階(2327室)にあります。オフィスアワー、連絡方法については最初の講義の際に指示する。
画像
ファイル
更新日付2017/02/10 16:50:36