開講年度2016
科目名サービスマネジメント
(全)開講学科経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者田尾 雅夫
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 5時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
超高齢社会において経営学は何ができるか
科目のねらい
 近未来において人口の3分の1、もしかすると半分近くを高齢者が占めるようになる。その社会を支えるために、(君たちも含めて)私たちは非常な負荷、またはコストを覚悟しなければならなくなる。経営学とは、いうまでもないがヒト、モノ、カネ、そして情報という資源を有効に活用して、よりいっそうの成果を得るようにするための知的体系である。超高齢社会において、その知的体系がどのように役立つのか考えたい。
到達目標
 君たちにとって、まさしく今、考えなければならないことである。というのは、将来、君たちの両親が老いたときに、何ができるかである。その頃、世界的にも例を見ない超高齢社会になっているはずである。そのとき、君たちは親を不幸にさせてはいないか、もしかすると君たち自身が不幸になっているかもしれない。それらのことを総合的に考える必須の学問が(ヒューマン)サービス・マネジメント論であるといってよい。
授業の内容・
計画
 サービス一般について、さらにヒューマン・サービス、そして介護サービスについて、分野を絞り込みながら、論じることにしたい。以下のような要領で講義する。
はじめに
第1講 サービス論一般について概説
第2講 ヒューマン・サービスとは何か
    とくに、病院や福祉施設の経営管理についての一般論
第3講 ヒューマン・サービスの特異性と問題点
第4講 クライエントについて
第5講 (ヒューマン)サービスの技術
第6講 マネジメントの必要性と、その限界について
第7章 サービスの送り手、受け手、そのメンタリティについて
第8講 ストレス、とくにバーンアウトについて
第9講 サービスの評価
第10講 要約と残された課題
評価方法
(基準等)
3回の小テストでそれぞれ10点、合わせて30点。期末テストは70点満点で、合わせて100点。また宿題を出すこともある。理解の程度を確認したいので。なお、小テストは3回とも欠席した場合、評価に影響が出ることがあることは承知しておいてほしい。
授業外の学修
(予習・復習)
 講義で資料を配布することがある。それに必ず目を通して、概要を復習しておいてほしい。
 なお、確認テストを実施することがあるので、そのトピックについては、必ず覚えるようにしておいてほしい。
教科書・
参考書
 テキスト:佐藤卓利ほか著「介護サービスマネジメント」ナカニシヤ出版。
 ほかに、講義の1回目でいくつかの参考書を提示する。
 なお、パワーポイントで講義するので、毎回、ハードコピーを持参すること。詳細は第一回目の講義で説明する。
参照URL
質疑応答
 講義の終了時には、しばらく壇上にいるので、質問に来てほしい。
 なお、水曜日、木曜日、金曜日は研究室にいるので、質問があれば来室を歓迎する。
備考
 介護のマネジメントの特異性を理解するためには、経営学の標準的な知識をもっていることが望ましい。
画像
ファイル
更新日付2016/02/23 16:59:28