開講年度2016
科目名経済学特講Ⅶ
(全)開講学科経済学科 2013年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者中山 厚
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 1時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
財政から日本経済を診る。
科目のねらい
 我が国財政の問題点を単に財政制度とその運用に求めるのではなく、国のあり方を基に公的資源配分全体を検討することにより、財政問題の解決の方向を探る。財政を題材に、データに基づく客観的な認識のもと、問題を把握し、解決策を考案する総合戦略的な構想力を養成する。
到達目標
財政を、社会保険、公共企業体も含めて公的資源配分による行政機能、公共サービスの裏付けととらえて検討する。講師の財務官僚として経験を基に、広く行政上の諸問題に対して筋を通して骨太の議論ができるレベルを目指す。
授業の内容・
計画
講義形式で進めるが、学生に問いかけをし、各自答えを考えながら進める。
およそ以下のようなスケジュールを予定するが、進捗状況、政治・政策の動向を勘案しトピックな話題を入れたり、修正変更することはありうる。
第1回 イントロダクション 財政を通じた国家像と国家戦略
第2回 財政の機能と財政理論
第3回 日本の財政状況と問題点
第4回 政府の規模を巡る議論
第5回 国債問題
第6回 日本の税制
第7回 税制改革の方向性
第8回 社会保障 年金、医療
第9回 社会保障 公的扶助その他将来像
第10回 地方との関係
第11回 国土形成と社会資本整備
第12回 教育と科学技術
第13回 農業・産業と貿易
第14回 特別会計と独立行政法人
第15回 財政投融資
評価方法
(基準等)
記述式の期末試験。講義内容の理解と論理展開力のほか特に課題解決の実践的応用力を評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
新聞の財政関係記事及び中央政府・自治体の政策に関する記事を注意深く読み、自分が政策担当者ならどうすべきか常に考えること。
講義の該当箇所について教科書、参考書に事前に軽く目を通すとともに事後に確認すること。
講義中出てきた耳慣れない用語は、インターネットを通じて調べてみること。
教科書・
参考書
「日本の財政はどうなっているのか」 湯本 雅士 岩波書店
参考書として「図説 日本の財政」 大矢俊夫 平成27年度版 東洋経済新報社
参照URL
1.財務省
2.内閣府
質疑応答
講義中、講義後に対応する。
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/23 23:26:02