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科目のねらい | | 国際取引を対象として実に様々な研究が繰り広げられています。その研究アプローチは大きく、理論と実務の2面に分けることができます。「国際商務論」では後者の立場で講義を行います。 「国際商務論」で対象とする国際取引とは、異なる国の領域にある企業や個人といった個別の経済体間の取引活動です。これに対して「貿易理論」で対象とするのは、国民経済間の交流活動であり、見方は異なります。 今年度の「国際商務論」では、種々の国際取引の中から特に貿易取引に着目します。つまり、企業・個人の立場から個別に実施される貿易取引について、具体的に展開する方法・技術・手続きといった実務的側面と、貿易契約に関する商慣習を中心とする売買理論的側面という2面からこれを解説します。 |
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到達目標 | | 第二次大戦後、貿易立国を国是としてきた日本ですが、この70年間の間に貿易活動は大きく変化してきました。輸出入される品はもちろんのこと、輸出入の相手国もずいぶん変わりました。取引手法も多様です。 「国際商務論B」では、企業・個人の立場から個別に実施される貿易取引について、具体的に展開する方法・技術・手続きといった実務的側面と、貿易契約に関する商慣習を中心とする売買理論的側面という2面からこれを解説します。貿易取引を国際的な物品売買契約ととらえ、実際の契約内容に沿って考察することは、卒業後こうした活動に従事することになるかもしれない皆さんにとって非常に有益です。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 オリエンテーション 2 貿易取引の形態 3 貿易取引の難しさ 4 難しさへの対処-売買契約の意義- 5 貿易取引の流れ 6 売買契約成立のプロセス:オファーと承諾 7 売買契約書の読み方-物品売買契約の基本条件 その1 品質条件-品質決定の時期 8 その2 数量条件-誤数量の引渡し 9 その3 価格条件-Trade Terms 10 その4 引渡し条件-船積みの意義 11 その5 決済条件-荷為替決済の仕組み 12 その6 決済条件-信用状の意義 13 貿易取引一般条件 14 貿易クレーム 15 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(参照・持ち込みいずれも不可)の成績によります。 昨年度の定期試験は、事項説明穴埋め問題と論述問題です。(60点+40点)の配点で、総合点60点以上を合格とします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 新聞やテレビをはじめとして、皆さんの周りには溢れんばかりの情報源があります。こうした情報源は、授業外の学修にあたっての有益な資料となりますから、十分に活用してください。 なお、貿易取引が繰り広げられる過程において言語というものが重要な地位を占めています。なかでも商用語としての英語の役割は大きく、将来こうした分野で活躍しようとする人にとって不可欠なものです。3年次開講の「応用商学Ⅱ」は、実際の英文ビジネスレターを素材にして、その作成実習を行うクラスです。ぜひ並行履修してみてください。 |
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教科書・ 参考書 | | 特定のテキストは用いません。適宜プリントを配付します。 参考文献として、『通商白書』『JETRO貿易ハンドブック』をお薦めします。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2016/02/02 22:48:11 |