開講年度2016
科目名流通論B
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者伊藤 万知子
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 1時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
流通にまつわる基礎概念
科目のねらい
商学部の学生として専門を学ぶ上での商品売買の経済を学習し、その基礎形成と知識を修得し、さらに2年時以降の専門教育に対応する分析能力を育成すること。
到達目標
 商学部の学生は商品売買にまつわる様々な経済現象を学んで行くことになります。この売買にまつわる経済活動を直接取り扱うのが流通論です。商品が生産されてから私たちが購買して消費するまで、様々な経済活動が行われています。その様々な活動を、存在意義を考えながら、整理して、解説していきます。専門的には、流通は生産と消費との隔たりを架橋する経済活動です。
 流通論では、流通とは何かということについて理解することを主な目標とします。流通の社会的役割、流通機能、流通機能に含まれる様々な活動、流通にかかわる社会的存在(機関)を取り上げていきます。 商学部学生として、2年生以降の学習の基礎形成のために、流通に関する知識を修得することを目標とします。
授業の内容・
計画
以下の項目から、目標に沿って、15回分内容を選び取って進めます。 

1.商学を取り巻く学問
   商学、流通、マーケティング
   商業、流通の社会意義
2.流通機能と流通機構
   生産と消費の懸隔
   流通フローと流通機能
   商流
   物流
   情報流
   流通補助機能
   流通機構
3.消費者と流通
   非組織的な関わり
   組織的な関わり
4.小売業者と流通
   小売業者の役割
   小売業者の分類
   小売業態の生起と発展
5.卸売業者と流通
   卸売業者の役割
   卸売業者の分類
   卸売業の現状
6.メーカーと流通
   チャネル設計
   チャネル管理
   チャネル政策の方向
7.流通と情報
   流通情報システム
   電子商取引
8.流通政策
   自立化支援政策
   競争政策
   まちづくり政策
9.新しい流通の課題
   イノベーションと流通
評価方法
(基準等)
定期試験70%と平常点(授業での発言や小テスト等)30%によって総合的に評価します。
授業外の学修
(予習・復習)
本時に重要事項と述べたところは最低限復習してください。次時の予告にしたがい予習してください。
教科書・
参考書
青木均・石川和男・尾碕眞・濱満久『新流通論』〔改訂版〕創成社、2014年。
参照URL
質疑応答
授業の終了時に受け付けます。
備考
 流通論は経験科学です、現実の流通や経済状況を把握するため、日頃から新聞の経済・産業欄、日経ビジネス、東洋経済、ダイヤモンド、プレジデント等を読み、企業の市場対応に興味を持っていることが必要です。
 また、きちんと講義に出席するのは学生として当然の振る舞いです。しかし、出席しているからといって単位取得できるとは限りません。真面目に講義を聴講し、自分のノート作りをしてください。
画像
ファイル
更新日付2016/02/13 12:32:46