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科目のねらい | | 教育課程は英語のカリキュラムの訳であり、一般には、教育機関での教育活動の全体的計画を指します。教育の目的・目標をもとに、教育の内容や方法、時限、当該教育活動に付帯する教職員や施設・設備指導の配置などの計画の立案だけでなく、その計画の実施や評価も含まれます。つまり、教育課程は各教育機関がその教育活動を展開するためのP-D-C-Aの基本となるものです。 日本の小学校、中学校、高等学校等の教育課程の基準は文部科学省が告示する『学習指導要領』によると定められており、小・中・高校では『学習指導要領』を基本に当該学校の教育課程を編成しています。新しい『学習指導要領』が全面実施され、例えば小学校では「外国語活動」が新設されるなどしております。 本講義では、まず一般的な教育課程(カリキュラム)の諸概念や機能、教育課程編成の諸原理などについて説明します。次いで、近代以降の日本の学校での教育課程及び教育内容の変遷を示します。さらに、実際の学校での教育課程の基準となる『学習指導要領』の変遷と特徴について言及していきます。 |
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到達目標 | | 本講義では、教育課程(カリキュラム)に関する基本事項を理解し、それを実際の教育課程編成に活用できる技能を修得ための学習をします。そこで、本講義の到達目標は、修得した教育課程に関する知識技能を実際の教育活動に応用していく実践力の形成にあります。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1 はじめに~この講義を学ぶにあたって 2 教育課程の諸概念と機能 3 教育課程編成の留意点と主体 4 教育課程編成の原則 5 教育課程編成の特例 6 顕在的カリキュラムと潜在的カリキュラム 7 教育課程の諸類型①~教科中心カリキュラム 8 教育課程の諸類型②~経験中心カリキュラム 9 学校制度と教育課程①~戦前の教科課程 10 学校制度と教育課程②~戦後の教育課程 11 教科書とは何か 12 学習指導要領の変遷①~学習指導要領の成立 13 学習指導要領の変遷②~経験主義から系統主義へ 14 学習指導要領の変遷③~「ゆとり教育」と新学力観 15 現行学習指導要領と教育課程 16 定期試験 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験(70%)、小テスト並びに授業参加への積極性(30%)で評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 日頃の生活の中で各種のメディアを活用し、現代の学校の状況や子どもたちの学び・育ちの環境についての情報を獲得し、それらを論理的に理解し、学習指導等での具体的な課題の解決方法を探究することを心がけてください。 毎時間の受講ノートの整理を行って下さい。 |
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教科書・ 参考書 | | 本授業での基本資料として文部科学省『中学校学習指導要領(平成20年3月告示)』(東山書房、244円)を使用します。 参考文献:田中耕治ほか著『新しい時代の教育課程』(有斐閣アルマ、1900円+税)、田中耕治『よくわかる教育課程』(ミネルヴァ書房、2600円+税)など。 その他、授業で随時指示します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 月曜日12:40~13:30。WebCampusⅢ等を利用して、井上まで連絡ください。 |
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更新日付 | | 2016/02/06 11:30:44 |