サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | われわれは、日々、他者や社会的事象について、特徴を判断したり、推測したりしながら生活している。他者や社会的事象への認知は、われわれの社会的行動を支えている。この授業では、社会心理学の重要なテーマの一つである、他者や社会的事象に対する認知プロセスに着目する。そして、「社会的認知」の観点から、他者や社会的事象に対する認知プロセスには他者や社会からの影響が多くあることを、われわれの日常の行動を例にとりながら解説する。授業の前半は、他者や社会的事象に対する認知プロセスに関するテーマを説明する。後半は、欺瞞的コミュニケーションを例に挙げて、他者に対する認知や、他者に対する認知と対人行動の関係に関するテーマを説明する。 なお、「対人認知論」で扱うテーマは、社会心理学の学問領域の一部である。担当者の「社会心理学」と併せて受講すると、社会心理学の学問領域を俯瞰的に学ぶことができるように授業の内容を構成している。したがって、担当者の「社会心理学」を併せて受講することが望ましい。 |
|
|
到達目標 | | ・授業で紹介した概念を、日常生活での具体的現象と併せて理解できる ・授業で紹介される実験や調査の結果が、何を表しているかを理解できる ・授業内容を自分の言葉で説明できる |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 1.他者を見る心―対人認知の主な特徴― 2.他者を見誤る心―事前情報の影響― 3.記憶を使う心―情報処理過程Part1― 4.簡略化する心―情報処理過程Part2― 5.効率を求める心―情報処理過程Part3― 6.原因を考える心―帰属過程Part1― 7.原因を見誤る心―帰属過程Part2― 8.一貫性を求める心―社会的態度Part1― 9.影響される心―社会的態度Part2― 10.他者の心を読む心―他者に対する推論― 11.だます心―欺瞞的コミュニケーションPart1― 12.見破る心―欺瞞的コミュニケーションPart2― 13.見透かされる心―欺瞞的コミュニケーションPart3― 14.生み出す心―他者に対する認知プロセスと対人行動― 15.勉強した心―まとめ― |
|
|
評価方法 (基準等) | | 成績評価は、以下の二点に基づいて行う。規定回数以上欠席した者は失格とする。 ・授業時の作業への取り組みと授業の感想の内容(30%):感想の形式は授業時に指定する。形式が守られていない場合、内容が不十分な場合は減点する。 ・期末テスト(70%) |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | 授業時に配付された資料、教科書を基に、授業内容を入念に復習すること。加えて、教科書の指定されたページを予習して授業に臨むこと。予習、復習していることを前提に授業を進める。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | 【教科書】 下記の書籍は「社会心理学」と共通の教科書である。授業内容を社会心理学の中で体系的に理解してもらうために教科書を指定しているため、教科書を必ず購入し、授業に持参すること。
「新編社会心理学(改訂版)」 堀洋道(監修)吉田富二雄・松井豊・宮本聡介(編) 福村出版(2009年) ISBN:4-571-25036-1 (2800円+税)
【参考書】 適宜紹介する。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | |
|
備考 | | ・授業中の私語、携帯電話操作、教室の出入りなど、他の受講生に迷惑になる行為は禁止する ・他の受講生の妨げになるため、原則的に、20分以上の遅刻は入室をお断りする |
|
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2016/02/19 14:09:45 |