開講年度2016
科目名合意形成論
(全)開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者森下 英治
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
科学性と民主性を基礎とした合意形成
科目のねらい
経済社会の発展とその運営において、国及び地方行政主体の計画の役割は著しく増大した。このように計画を立て、行政はそれの沿って運営されることは一般化している。
一方、国家的あるいは地方自治体での活動に対し住民意見が多く寄せられるようになり、意思決定プロセスを含め住民参加が意思決定において重要な意味を持つようになってきた。しかし、その参加形態や実効性は多様である。そこで、本講義では、住民参加による合意形成を通し、今の時代に合った意思決定のあり方を考え、また、手法を学習し、体験することで、社会での意思決定における合意形成の有用性を理解することを狙いとする。
到達目標
合意形成とは何かを理解し、どのような手法があるのかを学習することが、第一の目標であり、
その上で、仮想的な合意形成プロセスを体験し、合意の仕方を理解することが第二の目標である。
授業の内容・
計画
1.合意形成とは何か概説
2.市民参加の政策策定・合意形成の必要性
3.合意形成とは何か、および合意形成プロセス
4.参加型合意形成過程の設計
5.参加型合意形成の進め方
6.合意形成への参加技術
7.公共計画における参加の課題
8.アドホックな代表者による合意形成の枠組み
9.自由討論の場の設定と活用1
10.自由討論の場の設定と活用2
11.合意形成の体験(グループ単位)
12.社会的合意に向けてのアウトリーチ
13.参加と合意に基づく計画の推進1
14.参加と合意に基づく計画の推進2
15.まとめ
評価方法
(基準等)
授業中の質疑・グループワークなどの参加状況(3割)、レポート(3割)、期末試験(4割)を基礎に総合的に評価。
授業外の学修
(予習・復習)
資料を事前に配布した場合、目を通しておき、言葉の意味を理解しておく。
講義3回に1回の割合で(学期中5回の予定)課題を出す予定なので資料をベースに回答する。
また、課題については、授業時間に議論ができるように準備をする。
教科書・
参考書
資料を適宜配布する。
【参考文献】
原科幸彦偏著、「市民参加と合意形成-都市と環境の計画づくり-」、学芸出版、ISBN4-7615-2370-0 C0052 ¥2,800+税.
倉阪秀史、「政策・合意形成入門」、勁草書房、ISBN978-4-326-30212-3、¥2,700+税.
参照URL
質疑応答
教員に直接、またはメールで質疑をしてください。
メールの場合は以下です。回答を受信できるよう設定しておいてください。
hmorishi@dpc.agu.ac.jp
備考
問い合わせメールには、件名、学籍番号、氏名を必ず記載してください。
講義に関する連絡はウェブキャンパスを使用しますので、メール転送設定、または、ウェブキャンパスのチェックをするようにしてください。
画像
ファイル
更新日付2016/02/09 18:44:30