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科目のねらい | | 社会活動における問題解決手法に品質管理(Quality Control)があります。この管理・解決手法は製造業だけでなく最近はサービス業分野でも用いられており、「QC七つ道具」「新QC七つ道具」の名称で広く知られています。本講義では、「QC7つ道具」での問題分析手法、問題解決で用いられているいくつかの情報表現法を説明します。それらの情報表現は、問題を解決するために、様々な情報を構造化し明確にするための手段、また他者に伝達するための手段として実社会で用いられており、「ITパスポート」や「基本情報技術者」などの基本知識でもあります。 |
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到達目標 | | (1) QC(品質管理運動)に用いられているQC七つ道具、新QC七つ道具を理解する。 (2) 課題レポートや小テストを通して、上記の七つ道具の使い方を身につける。 (3) QC七つ道具・新QC七つ道具を通して問題解決技法を身につけていく。 |
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授業の内容・ 計画 | | 本講義においては、以下の講義形式を混在させて行います。 ・(講義)教員が品質管理(QC)の各事項について説明する。 ・(分析演習)指定された課題を、分析判断及び上記の情報表現手法で表現してみる。 ・(演習評価)課題で提出されたレポートのいくつかを、公開評価する。 講義として、以下の内容を、授業スケジュールにしたがい、説明していきます。 1.新QC七つ道具-PDPC、課題レポートの出し方 2.新QC七つ道具-アローダイアグラム(PERT) 3.新QC七つ道具-マトリクス図法 4.メリットデメリット表(功罪表) 5.新QC七つ道具-マトリクスデータ解析法(主成分分析法) 6.新QC七つ道具-親和図法(KJ法)、ブレインストーミング 7.原因分析-新QC七つ道具の連関図法、QC七つ道具の特性要因図 8.提出課題の中間公開評価・総括 9.QC七つ道具-パレート図、ABC分析 10.QC七つ道具-ヒストグラム、チェックシート 11.新QC七つ道具-系統図法 12.QC七つ道具-散布図、相関係数、回帰式 13.QC七つ道具-管理図、層別 14.さまざまなグラフ、図解表現 15.提出課題の全体評価・総括 |
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評価方法 (基準等) | | 期末テストの成績(60%)にミニテスト・中間課題成績 (40%)を加算する以外に、受講の状況を含む総合評価とします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 配布されたプリントは、必ず授業後に目を通しておいてください。 課題レポートは必ず提出すること。 また、大学や地域の図書館には、授業内容に関連する書籍が数多くあります。授業で聞いた内容だけで満足するのではなく、その内容に関連した書籍を数多く読み、授業内容以上の幅広い知識や考え方を身につけることを心がけてください。 |
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教科書・ 参考書 | | 必要に応じて、プリントを配布する。 参考文献として「QC七つ道具」または「新QC七つ道具」の解説本を見ておくと授業理解・レポート提出が容易になります。例えば、「やさしい新QC七つ道具」新QC七つ道具研究編、日科技連出版社、\1,600、1984年など。 配布されたプリントをしっかりと読むこと、さらに、図書館で参考になる書籍を探して参照するなどして授業内容の深い理解を心がけてください。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業終了後にも、時間の許す限り、質疑応答に応じます。それ以外は原則としてオフィスアワーで応対しますが、メールや電話等で希望日時を申し出れば、日時の許す限り応対します。 |
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備考 | | 大学や地域の図書館で、授業内容に関連する書籍をできるだけ探し出して読むようにしてください。関連知識はインターネットからも容易に得られますが、そのような簡単に得られる知識や考え方は、他の人でも容易に身に付けられます。それだけでは、他の人と同じような知識や考え方しか身につかず、あなた独自の知識や考え方を作り上げていくことは難しい。その場合、あなたの代わりになるような人はいくらでも出てきます。(他の誰でもなく)あなた独自の知識や考え方を身につけるためには、その分野に関連した広範な読書をお勧めします。 |
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更新日付 | | 2016/02/22 14:31:52 |