開講年度2016
科目名基礎演習Ⅱ
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者村上 康司
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
さらなるステップアップをめざして
科目のねらい
法律学の体系を意識し、論理的な思考をくみたてることができる。
到達目標
 この演習では、会社法(あるいは金融に関するもの)の重要判例をあつかい、商事法分野の考え方に慣れ、さらなるステップアップを目指します。講義で会社法や商事法系の科目をすでに履修したことがある、あるいは並行して受講している人もいるでしょう。講義の中では、深く立ち入ることのできなかった事例や、ぜひとも知っておいてほしい事例を選び出して、理解を深めてほしいと思います。自分の力で、何がその紛争の原因となっているのか、その紛争を解決するためにどのような理論やノウハウが蓄積されてきたのかを、発見してもらわなければなりません。
 ビジネスに興味・関心のある人は、会社法の講義だけではなかなか触れられない、ダイナミックな部分について考察することにより、商事法の奥深さ・おもしろさをぜひ感じてほしいと思います。
授業の内容・
計画
 最初の数回で、今後、報告をしていくにあたって必要な資料・文献の検索方法や読み方などについて簡単に確認を行います。その後は、各自に、興味のあるテーマを選択し、それについて報告を行ってもらいます。報告者以外も、報告者の報告に対して、質問をしたり、議論に参加したりしなければなりません。すべての参加者は、予習をして臨むことが要求されます。誰かに任せきりにせず、自ら主体的に議論をして、商事法分野の知識を深めたい人の参加を期待します。
 具体的なテーマは、参加者との相談により決定することとしますが、最低2回の報告を担当してもらうことになります。また、しっかりとしたレジュメを作成してもらうことが要求されますが、報告後も報告担当テーマについて、不足分や質疑の内容を補充してまとめたものを提出してもらいます。

1~5. ガイダンスと確認
    図書館・データベース検索の使い方・文献の読み方・報告レジュメの作成方法

6~15.報告(テーマおよび担当については、参加者の希望により選択する)
評価方法
(基準等)
演習科目のため、試験による成績評価は行いません。
成績評価は、授業への意欲(報告および発言などの授業態度:70%)・課題の内容および提出状況(30%)で評価します。ただし、正当な理由なく3分の1をこえる欠席が見られる場合には、単位を認定しません。
授業外の学修
(予習・復習)
会社法(Ⅰ・A、Ⅰ・B)や企業組織に関する科目(企業組織の運営と法、企業組織の資金調達と法)で既習済みの部分の確認は、しっかりとやってください。
教科書・
参考書
六法は、最新版を必ず持参するようにしてください。
テキストとしては特に指定しませんが、各自の使いやすい基本書なり入門書を手元に用意し、該当箇所に目を通しておいてください。
その他の必要な資料類は、適宜、配布します。
なお参考書として、以下のものをあげておきます。これは、会社法Ⅰのテキストに指定しているものですので、会社法Ⅰの受講者は改めて購入する必要はありません。
参考書:伊藤靖史ほか『リーガルクエスト 会社法〔第3版〕』(有斐閣 2015年3月刊行予定 2,900円)
参照URL
質疑応答
質問等のある方は、研究室を訪ねてください(研究室:6517、オフィスアワー:木曜4限)。
備考
全体を通じて、「書く力」を身につけることに重点を置いています。
理解を助けるためには、春学期に、会社法Ⅰ・Aまたは企業組織の運営と法を履修済みであること、秋学期に、会社法Ⅰ・Bまたは企業組織の資金調達と法を並行して履修していることが望ましいでしょう。
当たり前のことですが、私語や携帯電話の操作などは厳禁です。
画像
ファイル
更新日付2016/02/16 13:00:37