開講年度2016
科目名労働法B
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者三田村 浩
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
労働組合法を中心とした働くための知識
科目のねらい
労働法における学説及び判例の検討を通じて、単に法的知識の習得だけでなく、リーガルマインド(法的思考力)も養うことになる。労働組合法のほかに、労使関係法の分野もできるだけ紹介し、労働基準法や労働関係調整法にも触れながら、「経営者との意思疎通を図るための手段」ともいえる労働組合の意義について学び、社会で役立つ幅広い知識を習得する。
到達目標
労働組合法を中心とした労使関係法について学び、労働者の身を守るべく職場のルールについて考察することにより、職場のトラブルに適切に対処できるようになる。また、判例等にみられる同法の争点について学び、判例法理について考察することにより、実務を踏まえた法的対処ができるようになる。
授業の内容・
計画
講義内容は、指定教科書の項目に沿って基礎事項から応用事項まで、講義形式で学習する。定期試験以外に、中間試験(確認テスト)も評価対象とする。講義内において毎回課題を設定し、コメントとして提出してもらう。
1.労働組合法とは
2.労働組合への加入及び脱退、組合費
3.労働組合の統制処分
4.組織強制
5.団体交渉事項
6.誠実交渉義務
7.団体交渉拒否
8.労働協約の法的性質、確認テスト(予定)
9.労働協約の規範的効力
10.労働協約の更新と終了
11.組合活動と企業秩序
12.争議行為の正当性
13.不当労働行為制度の意義と目的、確認テスト(予定)
14.不当労働行為の態様
15.まとめ
評価方法
(基準等)
確認テストの成績、コメント点、定期試験の成績で評価する。確認テストに対する評価10%、コメントに対する評価30%、定期試験に対する評価60%。
授業外の学修
(予習・復習)
1~14回までは、各授業内容について、教科書の該当箇所の精読(予習)と整理(復習)を行う。
15回目は、全講義の内容整理を行うこととする。
教科書・
参考書
〈テキスト〉入門者向
安枝英訷・西村健一郎『労働法(第12版)』有斐閣双書 2014.12¥2,484【366.1/01049】

〈参考文献〉入門者向
中窪裕也・野田進『労働法の世界(第11版)』 有斐閣 2015.4 ¥3,672【366.1/01053】
その他、参考文献は開講時に指示する。
参照URL
1.とくになし
質疑応答
質問は授業終了後に受け付ける。
備考
この科目の履修を効果あるものにするには、この科目が扱う労働問題に強い関心があることが望ましい。春学期の労働法Aと併せて受講するとより広範な知識を習得できる。授業中の私語、及び携帯電話の操作は一切禁止する。
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更新日付2016/02/10 10:11:33