サブタイトル | | 不法行為法を中心とした法定債権の各ルールを理解する |
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科目のねらい | | 本講義は、不法行為法中心とした法定債権の各ルールについて、理論的な問題とともに、実際の裁判例の分析検討を通じて、これらルールが社会においてどのように機能しているのかを理解し、法定債権の各ルールの理論と実践を理解することを目指す。、 |
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到達目標 | | 本講義は、民法709条‐724条に規定される不法行為法を中心に法定債権全般を見ていく。本講義の対象となる法定債権は、基礎理論の対立がみられるとともに、裁判例により法形成がなされてきた領域である。後者の前提として前者があり、前者の実践が後者であるという関係性でも捉えることができる。そこで本講義は、基礎理論に留意しつつ、裁判例を検討・分析することで社会において機能する法定債権の各ルールを理解していくことを目標とする。 |
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授業の内容・ 計画 | | 第1回 法定債権について、不法行為法の意義・機能 第2回 709条の各要件(1)故意・過失 第3回 709条の各要件(2)権利・法益侵害(総論)・違法性 第4回 709条の各要件(3)因果関係、損害 第5回 709条の各要件(4)権利・法益侵害(各論) 第6回 損害額を減額する事由および責任を阻却する事由・過失相殺・損益相殺・正当防衛・緊急避難 第7回 中間テスト 第8回 特殊な不法行為法(1) 監督者責任(714条)・使用者責任(715条)(1) 第9回 特殊な不法行為法(2) 使用者責任(2)・製造物責任・注文者の責任(716条) 第10回 特殊な不法行為法(3) 土地工作物責任(717条)・動物保有者の責任(718条) 第11回 特殊な不法行為法(4) 共同不法行為(719条) 第12回 不当利得法・総論 第13回 不当利得法・各論(1) 第14回 不当利得法・各論(2)・事務管理 第15回 まとめ |
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評価方法 (基準等) | | 中間テスト10%+定期試験90% 不法行為法の総論部分が終了次第、知識の確認をする意味で中間テストを行う。 また学期末試験においては、論述問題を中心として出題し、基本的な知識の確認とともに応用力をみる。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 単元ごとに復習問題(択一式、穴埋め式)を行う。 また次回の予習範囲を毎回指定し、かつそれに対応する内容の予習問題を提示する。 |
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教科書・ 参考書 | | 吉村良一『不法行為法 第4版』(有斐閣,2010年) 参考書は、初回授業時に示す。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業後に質疑を受け付けるが、それ以外でもオフィスアワーやメールで個別に質問に応じる。 |
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備考 | | ・六法は必携 ・授業は、指定される次回の予習範囲を教科書等で確認し、前日までにWebcampusにアップロードされるレジュメに目を通しておくこと。 履修に当たっては、各自印刷して授業に臨むことが求められるので、この点は留意してほしい。 ・毎回授業の最後に予習レジュメを配付する。指定教科書等の参考文献を用いて、予習をした前提で授業を進める。 ・毎回授業の最後で復習問題を行い、知識の定着を図る。 |
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更新日付 | | 2016/02/10 23:09:49 |