開講年度2016
科目名損害賠償と法
(全)開講学科現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者前田 太朗
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
具体的な事例を通じて、損害賠償法の機能を理解する
科目のねらい
本講義は、債務不履行から不法行為までと範囲は相当広いものであることから、設例を通して、損害賠償法においておさえておくべき基本的な知識の定着を目指す。
到達目標
本講義では、民法典において定められている損害賠償の規定を見ていくことで、損害賠償法の機能およびその全体構造を理解することを目標とする。
授業の内容・
計画
第1回 債権の発生原因-契約と法定債権
第2回 債務不履行責任総論(1) 債務不履行とは?
第3回 債務不履行責任総論(2) 損害賠償の範囲とは?
第4回 債務不履行責任総論(3) 損害賠償以外の救済方法はあるのか?
第5回 不法行為総論 (1)不法行為法の意義・機能
第6回 不法行為法総論(2) 709条の要件の全体像‐故意・過失・権利侵害
第7回 不法行為法総論(3) 709条の要件の全体像‐ 損害・因果関係
第8回 中間テスト・不法行為法総論(4) 714条以下の特殊な不法行為1
第9回 不法行為法総論(5) 714条以下の特殊な不法行為2
第10回 不法行為法総論(6) 効果(逸失利益算定を中心に)
第11回 不法行為法総論(7) 賠償額の減額(過失相殺)および責任の阻却の問題(正当防衛、緊急避難)
第12回 具体的な事件から考える不法行為法‐公害事件・景観訴訟
第13回 具体的な事件から考える不法行為法‐名誉棄損・プライバシー侵害事件
第14回 具体的な事件から考える不法行為法‐取引的不法行為
第15回 まとめ
評価方法
(基準等)
中間テスト10%+定期試験90%
中間テストは、択一式により行い、損害賠償法において知っておくべき基本的な知識の確認を行う。
定期試験は、論述式により行い、基本的な知識の確認とともに応用力をみる。
授業外の学修
(予習・復習)
単元ごとに復習問題(択一式、穴埋め式)を行い基礎的な知識の定着を図る。
予習範囲は授業ごとに指摘する。またそれに対応した設問を提示し、予習を前提として講義をすすめる。
教科書・
参考書
[債権総論用]角紀代恵『基本講義 債権総論』(新世社,2008年)
[不法行為法用]潮見佳男『基本講義 債権各論〈2〉不法行為法』(新世社,2009年)
参照URL
質疑応答
授業後はもちろん、オフィスアワーやメールで個別に受け付けます。
備考
[受講上の注意]
・六法は必携
・講義は、指定される次回の予習範囲を教科書等で確認し、前日までにWebcampusにアップロードされるレジュメに目を通しておくこと。
履修に当たっては、各自印刷して授業に臨むことが求められるので、この点は留意して履修してほしい
・講義中の私語は禁止する。
・講義中の携帯電話・ゲーム機等の操作は禁止する。スマートフォン等での六法のアプリケーションを入れている場合でも同様である。
・予習レジュメを事前に配布し、それを前提に授業を行う。
画像
ファイル
更新日付2016/02/10 23:19:25