開講年度2016
科目名耳鼻咽喉学
(全)開講学科心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者高橋 真理子
江崎 伸一
蒲谷 嘉代子
中村 善久
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
言語聴覚士を目指す人のための耳鼻咽喉科学
科目のねらい
耳鼻咽喉科は、視覚以外の感覚、即ち、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚を守備範囲としている医科の標榜診療科です。とくに聴覚と音声言語の関連性は高く、それらに深く関係する言語聴覚士の仕事は、耳鼻咽喉科とは切り離せない関係にあります。また、嚥下についても言語聴覚士の重要な仕事の1つであり、こちらも耳鼻咽喉科および頭頚部外科と深く関係します。よって、耳鼻咽喉科ならびに頭頚部外科領域の解剖、生理、病態、疾患を理解することが大変重要です。
到達目標
耳鼻咽喉科は、外科系の性質と内科系の性質を合わせ持つ医科の標榜診療科です。その主な守備範囲は、聴覚、平衡覚、味覚、嗅覚、上気道感染症、頭頚部腫瘍と広く、言語聴覚師国家試験の出題基準には、深く関係し、中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎などの上気道感染症と、難聴、耳鳴、めまいなどの感覚器障害、嚥下障害、頭頚部癌などが含まれており、これらの領域を中心に講義します。
授業の内容・
計画
A.耳科学  ①蝸牛の構造、機能、病態
       ②前庭、半規管の構造、機能、病態
       ③顔面神経の解剖
       ④聴覚系の障害  突発性難聴、外リンパ瘻、騒音性難聴
       ⑤前庭機能異常  メニエール病、良性発作性頭位めまい
       ⑥顔面神経の異常 ベル麻痺、ハント症候群

B.鼻科学  ①鼻、副鼻腔の構造、機能、病態
       ②鼻、副鼻腔の疾患 アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、嗅覚障害

C.口腔・咽頭科学
       ①口腔・咽頭の構造、機能、病態
       ②口腔・咽頭の疾患 
        舌癌、扁桃炎、病巣感染、睡眠時無呼吸症候群、扁桃周囲膿瘍、
        咽頭癌、味覚障害
       
       ③唾液腺疾患 耳下腺炎、ムンプス、耳下腺腫瘍
       ④嚥下について  嚥下障害の分類、誤嚥の分類、チーム医療

D.喉頭科学 ①構造、機能、病態
       ②喉頭の疾患 
        喉頭炎、急性喉頭蓋炎、声帯ポリープ、声帯結節、声帯溝症、
        喉頭癌、反回神経麻痺、
       ③音声外科
       ④喉頭全摘後の代用音声

E.気管食道科学
       ①構造、機能、病態と検査法
       ②気管・気管支疾患
        肺癌、気管・気管支異物、副鼻腔気管支症候群、
       ③食道疾患  食道癌、食道異物
       ④気管切開の適応と実際

F.頭頚部外科学
       ①構造、機能、病態
       ②甲状腺癌
       ③副甲状腺の疾患

       
評価方法
(基準等)
筆記試験100%
授業外の学修
(予習・復習)
授業中に指示します。
教科書・
参考書
授業中に指示します。
参照URL
質疑応答
授業中もしくは授業終了後に受付ます。
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/09 09:27:08