サブタイトル | | 月曜1限の多読を1週間をプラスの英語サイクルで送る動機づけにしよう! |
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科目のねらい | | 英語という外国語を手段として用いて、あくまでも「読書」を楽しみます。様々な分野の多読を通して多文化や異文化に関する知識のみならず、人類の文化、社会と自然に関する知識を獲得し理解します。また、在学中に多読を習慣づけ卒業後もそれが続けられるよう生涯学習力を養います。 |
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到達目標 | | 多読とは文章を分析しないで大意を把握する読書法です。そして、これを長く続けるためには「楽しくスラスラ読む」ことが肝心です。どうやって?自分の好きな「面白そう!」と思える易しい本を選んで、辞書をなるべく使わず訳さず、一気に読み終えます。常に「内容を7割~9割理解できる英文」を頭に置いて大丈夫だなと思えたらレベルを徐々に上げていきましょう。そして簡単な読書記録を付けます。
実は、多読は100年も前から常識でした。夏目漱石先生(英語教師だった)もこう言われています。「英語をマスターしようとする者はある程度まで学習したら辞書を引かないで無茶苦茶に英語を沢山読んだらいい。少し解らない節があってもそこは飛ばして読んでいってもドシドシ読書していくと最終的には解るようになる。また前後の関係でも解るようになる。それでも解らないのは滅多に出てこない言葉である。要するに、英語を学ぶ者は、日本人がちょうど母国語を学ぶような状態で自然的習慣に従って学ぶのがよい。」と。つまり、英語にたくさん触れれば無理して暗記をしなくても自然に英語は理解できるということです。難語、難句をマスターすることを「綱渡り」とすれば、多読は「地面の上を普通に歩く」ことと言えるでしょう。
日常会話を楽しむがごとく日常読書を楽しむ→英語がよりわかるようになる→自信がつく→もっと日常読書を楽しみたくなる→もっと英語がわかる→さらに自信がつくといったプラスのサイクルを無限大に広げていくことが多読の目標です。月曜日の1限を1週間をプラスの英語サイクルで送るための動機づけにしましょう。 |
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授業の内容・ 計画 | | 多読クラスでは、授業内と授業外に活動を分ける必要があります。
1.授業内の活動 1)教科書を使用して、やさしいエッセーを聴きながら読み、大意をつかむ練習をします。毎回必ず教科書を持参して下さい。 2)授業内でも借りた本を読んだり読書記録を付けたりする時間がありますから現在読んでいる本を絶対に忘れずに持参して下さい。 3)学期最後に、教科書の語彙テストを行います。 4)学期内に一度、自分が推薦する本に関する短いプレゼンテーションを行ってもらいます。
基本的にクラス全体で授業を行っているときはアクティブに、クラス内でも多読或いは読書記録を付けているときは静かにとメリハリのきいた授業にしていきたいと考えています。大人として良いマナーをもって授業を受けて下さい。多読のワード数が合計で100万語に達する頃になると素敵な変化が起きます。それを楽しみに頑張ってください。尚、授業の内容は進度その他の事情により変更になることがあります。
各回の進度は概ね以下のようです。前期の教科書(ブロンズ)とは異なります。新たに同シリーズのシルバーを購入して下さい。(通年履修者は前期の教科書購入時に後期使用の教科書も同時に購入してもらっているはずです。確認して下さい。) ①ストーリー1の聴き読み、多読 ②ストーリー1の音読、エクソサイズ、多読 ③ストーリー2の聴き読み、多読 ④ストーリー2の音読、エクソサイズ、多読 ⑤ストーリー3の聴き読み、多読 ⑥ストーリー3の音読、エクソサイズ、多読 ⑦ストーリー4の聴き読み、多読 ⑧ストーリー4の音読、エクソサイズ、多読 ⑨ストーリー5の聴き読み、多読 ⑩ストーリー5の音読、エクソサイズ、多読 ⑪プレゼンテーション ⑫ストーリー6の聴き読み、多読 ⑬ストーリー6の音読、エクソサイズ、多読 ⑭ストーリー7の聴き読み、音読、エクソサイズ、後期の多読総語数確認 ⑮ストーリー1~7の教科書語彙テスト、後期の多読総語数確認
2.授業外の活動 図書館にあるGraded Readers の中から自分の英語力に合った本を借りて時間をつくり出して一気に読んでください。「楽しくスラスラ読む」を実感するためにも最初は簡単過ぎるかな?と思えるくらいものから始めてください。「やさしい本を楽しくたくさん読む」ために、多読三原則である①辞書は引かない(引かなくても分かる本を読む。どうしても引きたければ多くても1冊5語までと決めて読み終えてから引く。)②分からないところは飛ばして前へ進む(分かっているところをつなげて読む)③つまらなくなったら止める(①②の原則で楽しく読めない本は読まない。別の本を読む。)に従ってください。そして、1冊読み終わる毎に読書記録を付けてください。記録は毎授業回に見せてもらいます。 |
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評価方法 (基準等) | | 読書量 30%(後期は10.5万語以上で30%、6万語で15%、7.5万語で20%、9万語で25%。これ以下は点数なし。) ブックリポート 30%(毎週、最低お話1つ読みレポートを書きサイン1、7千語以上でさらにサイン1) 教科書の語彙テスト 20% 出欠席を含む授業への積極的参加 10%(欠席は1回につき減点2、遅刻は1回につき減点1、教科書を忘れた場合も減点1、その他授業の妨げとなる行為もここから減点し、この項目がマイナス評価になることもあります。) プレゼンテーション 10% |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業外の学修は、授業の内容・計画の項目内に記した「2.授業外の活動」を見てください。 |
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教科書・ 参考書 | | Bookworms Club Silver-Stories for Reading Circles Oxford University Press ¥880位 ISBN978-0-19-472001-4 通年履修者は既に前期の教科書購入時にこの教科書も愛知学院大学内「成文堂」にて購入してもらっているはずなので、初回授業に持参してださい。後期のみの履修生でまだ教科書を購入していない場合は事前に学内成文堂で注文購入のうえ初回授業に持参して下さい。 多読教材は図書館に備えられたGraded Readersを使用します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業内で全員が静かに多読をしている時間は、講師が読書記録を確認したり学生の質疑に応じる時間でもあります。どしどし質問して下さい。 |
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備考 | | クラス全体で授業を行っている時にはアクティブに参加し、静かに個々で多読をしている時には集中して読書をしてください。静かに眠っている人は授業を妨げる行為をしているとみなし1回の注意につき減点1とします。「出欠席を含む授業への積極的参加」項目が大きくマイナス評価となる可能性もあるので注意して下さい。 |
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更新日付 | | 2016/02/16 20:51:36 |