開講年度2016
科目名日本民俗学Ⅱ
(全)開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
日本文化学科 2004-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者蛸島 直
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
日本の口承文芸や俗信を考える。
科目のねらい
 日本民俗学の幅広い研究対象のうち、秋学期には、口承文芸(昔話・伝説・都市伝説など)や俗信を主たる対象にし、その成立背景や法則性を考える。なにげなく語られる伝承の意味や背景を読み解こうとする姿勢や力を養うとともに、聞き取りと観察の方法の学習により、日頃のメモ能力の向上が期待される。また、受講者が知っている伝承について問うことがあるので、各自が小レポートや講義中の挙手により積極的に情報を提供することにより、双方向的な講義を構築したい。
到達目標
 当たり前だと考えている諸習慣の意味を知ろうとする探究心を獲得してほしい。さらに、聞き取りと観察方法の学習により、日頃のメモ能力の向上を期待している。
授業の内容・
計画
1.民間伝承と口承文芸
2 伝説と昔話
3.弘法伝説とその背景
4.人柱伝説 (1)
5.人柱伝説 (2)
6.都市伝説 (1)
7.都市伝説 (2)
8.富と妬み
9.俗信と民間知識
10.川と日本人:出生をめぐる伝承
11.民間医療
12.妖怪と民俗科学
13.フォークロア(民間伝承)とフォークロリズム
14.常識とは何か?:習慣の地域差と時代差
15.総括:質疑応答
評価方法
(基準等)
 定期試験と毎回の小テストあるいは小レポートにより評価する。小テストでは前回のキーワード等が理解されているかを確認し、定期試験においては、重要事項の理解度と論理的な説明能力を評価する。評価の配分は定期試験72パーセント、小テスト(小レポート)28パーセントとしたい。
授業外の学修
(予習・復習)
 次週の小テストと学期末の定期試験に向けて毎回の復習を十分に行ってほしい。なお、民俗学の研究対象は教室外に多数存在している。各自が都市伝説を含む口承文芸や俗信、その他の民間伝承に関心を向け、積極的に聞き取りと記録を行うことを期待している。
教科書・
参考書
 教科書等は使用しない。必要に応じてプリントを配布するが、各自の講義ノートを良きテキストにしていこう!参考文献は初回に、また適宜指示するが、購入の必要はない。
参照URL
1.日本民俗学会
質疑応答
 授業時間内に遠慮なく質問してほしい。個別の方がよいと判断される内容については、オフィスアワーその他、適時質問されたい。
備考
オフィスアワー:木曜15:20-16:40。3号館4階東棟 3438研究室
画像
ファイル
更新日付2016/02/12 14:36:06