開講年度2016
科目名欧米文化特講Ⅳb
(全)開講学科国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者鈴木 俊次
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
イギリス小説の映像で学ぶ19世紀から20世紀のイギリスの社会と文化(II)
科目のねらい
 イギリス小説の名作を原作で読むことはなかなか難しいが、原作を忠実に映像化した作品であれば、楽しみながら鑑賞でき、その時代の人々の暮らしや社会状況を視覚的にとらえて理解できる。加えて、ナチュラル・スピードで話される英語を聞くことで聴解力の向上にも役立つであろう。
 秋学期は、19世紀ヴィクトリア朝を代表する作家チャールズ・デイケンズの自伝的名作『ディヴィト・コパーフィールド』、20世初頭のイギリス中産階級を描いたE・M・フォースターの『ハワーズ・エンド』、20世紀中ごろのイギリス貴族の館を舞台とするカズオ・イシグロの『日の名残り』を映像で学ぶ。
到達目標
 この授業では19世紀から20世紀中ごろまでのイギリス小説を映像で学びながら、その時代人々の暮らしや社会状況の移り変わりを知り、イギリス社会の抱える階級の問題などを考え、各自で英文レジメ付きレポートを作成することを目指す。
 また映画の中で話される生きた英語に少しでも慣れるようにしたい。毎時間の映像内容についての簡単なコメントを書くことで文章をまとめる能力の養成も目指す。
授業の内容・
計画
 秋学期は19世紀小説David Copperfieldから始めて、20世紀初頭の小説Howards End、そして20世紀中ごろの小説The Remains of the Dayを、先ず日本文と英文であらすじを読んでから映像で鑑賞する。その後簡単なコメントを書いてもらう。英文レジメ付きレポートは一つの作品を終えたら提出する。毎時間の授業計画は以下の予定である。
1.Charles DickennsとDavid Copperfieldの紹介と鑑賞。
2. David Copperfielfのあらすじ講読と鑑賞(1)。
3.David Copperfieldのあらすじ講読と鑑賞(2)。
4.David Copperfieldのあらすじ講読と鑑賞(3)。
5. David Copperfieldについてのまとめとレポート提出。
6.E. M. ForsterとHowards Endの紹介と鑑賞。
7.Howards Endのあらすじ講読と鑑賞(1)。
8.Howards Endのあらすじ講読と鑑賞(2)。
9.Howards Endのあらすじ講読と鑑賞(3)。
10.Howards Endについてのまとめとレポート提出。
11.Kazuo IshiguroとThe Remains of the Dayの紹介と鑑賞。
12.The Reamains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞(1)。
13.The Remains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞(2)。
14.The Remains of the Dayのあらすじ講読と鑑賞(3)。
15.The Remains of the Dayのレポート提出と、秋学期全体についての小テスト。
評価方法
(基準等)
 出席と毎時間の枚葉コメントで20%、英文レジメ付きレポートで50%、小テストで30%。
授業外の学修
(予習・復習)
 この授業は講義科目であるので、毎時間授業に出席して、小説作品のあらすじをしっかり理解できるようすることが、レポート作成のために必要である。
原作の日本語訳もあるので読んでみるとよい。
教科書・
参考書
 プリント配布の予定。
参照URL
質疑応答
 質問は授業中か、授業後にするのが望ましいが、昼休み中のオフィスアワーでもよい。
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/18 22:01:31