開講年度2016
科目名地域文化研究Ⅰb
(全)開講学科国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者高木 眞理子
単位数2
曜日・時限秋学期 木曜日 1時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
エスニック・マイノリティから見たアメリカ社会史:アメリカ先住民
科目のねらい
アメリカ社会の多様性は当然のものと思われていながらも、アメリカ史において、エスニック・マイノリティの果たした役割は、どうしても二次的なものに思われがちである。この授業では、アメリカ社会の主流(メインストリーム)の人々の歩みだけでなく、マイノリティの視点を通してみたアメリカ史を扱うことで、アメリカ社会の歩みに関する、より深い理解をめざしたい。秋学期はアメリカ先住民の歩みを追う。
到達目標
この授業では、配布されたプリントを読み解き、授業で見るビデオから学び、自分の力で考え、理解し、それについて意見をいえる力をつけてほしい。そして「自由と平等の国アメリカ」、「多文化・多エスニック社会アメリカ」を多面的に見ることの大切さを理解してもらいたい。最終的にはどのような社会に対してもその多様性に気づき、多面的に見る力を身につけてほしいと思う。
授業の内容・
計画
1. アメリカ大陸は誰のものだったか? Native Americans? Indians?
2. 先住民と移民の出会い  イギリス植民地の建設と発展
    ビデオ『ポカホンタス』を考える
3. アメリカ合衆国独立  
    先住民VS開拓民 植民地VS宗主国  『テクムシ』の人生を通して
4. ビデオを通して考える
5.サカジャウィーア  アメリカ探検に貢献した先住民女性
6.アメリカの領土拡大と先住民  チェロキー・ネイション  
7.先住民の強制移住 Trail of Tears アメリカ=メキシコ戦争を合わせて考える
8.南北戦争と先住民 ビデオを通して考える
9.スペシャルトピック(時間があれば) これまでの映画に登場する先住民イメージの変遷
10.先住民への抑圧と同化政策 虐殺と抵抗、ドーズ法
11. 20世紀に入って  先住民の苦難   再組織法
12. 第2次世界大戦〜パクスアメリカーナにおける先住民
13.レッドパワー
14.先住民の自治権
15. 多民族国家アメリカを見つめて
評価方法
(基準等)
授業への貢献(発言など)30%  授業中の小レポート30%  期末レポートまたは試験40%
出席のとり方は受講者数によって決める。小レポートの回数も受講者数によって変動がありうる。
遅刻3回を欠席1回とみなす。
授業外の学修
(予習・復習)
配布されたプリントを読み、出されたポイントについて予習をしてくる。
復習としては、授業の最後にその日の授業のまとめをするので、それについて理解を深め、自分の意見をまとめる。
教科書・
参考書
適宜資料を配布する
参照URL
質疑応答
質問は授業の終わったあとや、オフィスアワーに来てください。また、メールでアポイントメントをとって、その時間に研究室にきていただいても結構です。
備考
授業はただ座っているだけでなく、講義を聴き、ビデオを真剣に見て、自分の力でノートを「つくる」ようにしてほしい。ノートは聞いたことを「自分で」まとめることが重要である。この授業でノートのつくりかたを学んでほしい。
画像
ファイル
更新日付2016/02/17 23:41:17