サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 朝鮮半島に興った古代国家のそれぞれに特色ある文化と、国際交流を相互に比較することを通じ、考古学や歴史学を学ぶうえで役立つ広い視野を身に付ける。 |
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到達目標 | | 朝鮮半島における三国時代は、高句麗・百済・新羅の強大な三つの国家が覇権を争っていた。政治的・軍事的な緊張関係が高まった一方で、そうした状況がそれぞれに個性的な文化を花開かせた、非常にユニークな時代でもある。 この講義では、独自の積石塚や中国系の壁画古墳を築いた高句麗、中国南朝や日本列島との交流をもった百済、黄金製品を多用し騎馬民族や遠くローマ・ギリシャの影響も指摘される新羅といった国々の文化を紹介しながら、特徴ある文化が形成された背景である国際交流について考える。 講義の際にはPower pointを使用し、豊富な画像をもって一層の理解を図る。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1.朝鮮半島の三国時代概説 2.高句麗の墓制と文化(1) 積石塚 3.高句麗の墓制と文化(2) 壁画古墳 4.高句麗の墓制と文化(3) 集安地域の古墳壁画 5.高句麗の墓制と文化(4) 平壌近郊の古墳壁画 6.百済の墓制と文化(1) ソウル地域の古墳 7.百済の墓制と文化(2) 公州地域の古墳 8.百済の墓制と文化(3) 扶余地域の古墳 9.百済の墓制と文化(4) 装身具としての武器類 10.新羅の墓制と文化(1) 積石木槨墳の特徴 11.百済の墓制と文化(2) 積石木槨墳の起源を探る 12.百済の墓制と文化(3) 貴金属製装身具 13.百済の墓制と文化(4) ガラス製装飾品 14.百済の墓制と文化(5) ガラス・貴金属製容器 15.歴史書がつくられなかったもうひとつの国 伽耶の墓制と文化 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験の成績を基本(80%)とし、受講態度(20%)を合わせて評価する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 海外とはいえ、地理的に近い日本列島の古墳と関連する事項が多いため、入門的な概説書などであらかじめ古墳時代の予備知識を得ておくと理解しやすい。 講義後には内容を自身でまとめたうえで、関心をもった事項について自主的に調べるなどし、興味の幅を広げていってもらいたい。 |
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教科書・ 参考書 | | プリントを配布する。 参考文献として、 早乙女雅博2000『朝鮮半島の考古学』世界の考古学⑩ |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2016/02/12 15:06:12 |