開講年度2016
科目名東洋史特殊講義B-Ⅱ
(全)開講学科歴史学科 2015年度以降入学
歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者菊池 一隆
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
日中全面戦争の開始と実態
科目のねらい
日中戦争を中国近現代史と日本近現代史ともからめ、東アジア、世界的視野から考察する力を養成する。将来、卒業論文を書くためにも役立つ。
到達目標
日中戦争開始後、すなわち1937年の盧溝橋事件から1945年の日本敗戦までの状況をとりあげる。日本が「泥沼戦争」の中で消耗し、中国が勝利を獲得する経過にアプローチする。その侵略、占領によって生じた「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」問題などにも踏み込む。これらの問題をどう考えるかは別として、真剣に学んでおかなければならない歴史的事実である。
授業の内容・
計画
1、導入
2、盧溝橋事件と中国抗戦力
3、第二次上海事変
4、工場移転と中国工業合作運動
5、「南京大虐殺事件」と「従軍慰安婦」問題
6、中国共産党の遊撃戦争
7、国民党の『抗戦建国綱領』と国民参政会
8、重慶国民政府の第一、二次反共動向
9、日本軍の細菌戦
10、日本軍の毒ガス戦
11、日本人反戦兵士と長谷川テルの反戦放送
12、世界華僑と日中戦争
13、太平洋戦争の勃発と中国戦線
14、西南連合大学と教員、学生の民主化闘争
15、BC級戦犯裁判と極東軍事裁判
評価方法
(基準等)
評価は学期末試験(8割)、参加度、積極性、熱意(2割)などでおこなう。
授業外の学修
(予習・復習)
歴史学科の共同研究室(3号館4F)を利用して、関連文献などを読むなど予習・復習の習慣を身につけるように指導する。
教科書・
参考書
<教科書>適時プリントを配布する
<参考文献>菊池一隆『中国抗日軍事史』(有志舎、2009年、2800円)
      同『東アジア歴史教科書問題の構図』(法律文化社、2013年、6800円) 
参照URL
質疑応答
授業終了後、およびオフィスアワーで質疑応答をする。
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/14 19:01:50