サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 日本における王権の中世的変質を、武家政権の問題も含め、後宮の女房たちの問題に焦点をあてて説明していく。 鎌倉に武家政権誕生後も、その将軍や妻室の世話すする女房制度には京都の貴族社会の影響が多くみられ、王朝文化も彼女らを通じて取り込まれていく側面がある。室町将軍がその政権を京都におくとますますその影響は強まったと考えられ、公武の表側の政治的な面を理解するためには、当時の女性たちの世界も見る必要がある。 |
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到達目標 | | 古代・中世の歴史を理解する上で、天皇の問題はどうしても避けることはできないが、それを理解するためにはそれを支える制度的な構造まで理解する必要がある。朝廷・幕府などの官職や組織構造など基礎的な知識を説明しながら進めていく予定である。 |
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授業の内容・ 計画 | | 第1講 中世の天皇と後宮―研究史と視点 第2講 院政期における権門と女房 第3講 平氏の女性たち 第4講 鎌倉時代の天皇と女房 第5講 鎌倉殿(鎌倉将軍)の女房たち 第6講 鎌倉時代の女房文学 第7講 皇統の分裂と後宮の変質 第8講 中世後期の朝廷と幕府 第9講 内裏・仙洞女房たちの密通事件 第10講 室町殿(室町将軍家)の女房たち 第11講 中世の宮家の女房たち 第12講 尼門跡の成立と展開 第13講 戦国時代の天皇と女房 第14講 戦国時代の内裏の下級女房 第15講 近世への展望 |
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評価方法 (基準等) | | 期末の筆記試験(80%)。出席状況・小テストも考慮する(20%)。 授業内容を理解できたか、さらに自分の問題意識を持ってテーマを内容的に深化することができたかどうかを見る。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 授業中に言及したり紹介された文献を図書館・資料室で開いて、読み進めて欲しい。 |
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教科書・ 参考書 | | プリントをほぼ毎回配布する。 参考文献は授業中に適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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画像 | | |
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更新日付 | | 2016/02/12 16:13:15 |