サブタイトル | | |
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科目のねらい | | オスマン帝国とヨーロッパ諸国との国際関係の歴史的展開を論じる。近代ヨーロッパと隣接し、その誕生、発展に直接間接の影響を与えたオスマン帝国の歴史は、他の非ヨーロッパ諸国、とりわけ日本を含む東アジア地域とヨーロッパの関係との比較の観点からも重要である。本講義ではオスマン帝国とヨーロッパとの外交や通商、戦争と講和といった歴史的関係およびその通時的変容を帝国の「条約」文書を手がかりとして検討する。分析にあたっては実際に「条約」文書をいくつかをとりあげて読み、両地域の交渉を具体的に理解することを目指したい。 |
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到達目標 | | オスマン帝国をめぐる国際関係史を、条約を手がかりとして学ぶ。 オスマン帝国の事例を通じて(できれば東アジアなどの他の文明圏と対比しつつ)、近代国際体系の拡大過程と現代中東地域の成立ちを理解する。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業計画 第1回 ガイダンス 第2回 国際法の歴史とイスラムの世界秩序観(1): 複数の文明圏における「世界秩序」と近代国際体系 第3回 国際法の歴史とイスラムの世界秩序観(2):伝統的国際法と現代国際法 第4回 イスラム国際法の理論と歴史的条件 第5回 中世地中海世界の国際関係とオスマン帝国の誕生 第6回 オスマン帝国の対外関係:「条約の書」アフドナーメとは? 第7回 オスマン帝国の国際通商秩序:カピチュレーション 第8回 カピチュレーションを読む 第9回 オスマン帝国の国際商業都市にみる東西交流:非ムスリムの活躍 第10回 オスマン帝国の講和条約 第11回 講和条約を読む 第12回 オスマン国際秩序の変容 第13回 オスマン帝国の統治機構と外政/オスマン外交の担い手たち 第14回 東方問題とオスマン帝国 第15回 第一次世界大戦とオスマン帝国の解体 |
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評価方法 (基準等) | | |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:講義中に紹介する参考文献を予習。 復習:講義中に配布するハンドアウトや資料を復習。 |
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教科書・ 参考書 | | 教科書は指定しない。ハンドアウトや資料を配布する。参考文献は講義中に適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | |
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画像 | | |
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ファイル | | |
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更新日付 | | 2016/02/12 15:24:28 |