開講年度2016
科目名宗教と民俗文化Ⅱ
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者脊古 真哉
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
日本宗教史から見た民俗宗教の世界
科目のねらい
 民俗資料、絵画資料、文字資料などから、日本における宗教と民俗文化との関係を探る。
 はじめに日本の中心的な宗教となっていった仏教の日本的受容、神仏習合について、歴史的な展開を概観する。続いて、さまざまな新春行事が伝承されている東海地方の事例を中心に、民俗宗教の具体的なあり方をビデオなどで紹介する。また、新春行事の他の行事への影響についても触れる。このようにして、歴史的に日本に展開した豊富な民俗宗教の世界を理解する。
 
到達目標
 現代の日本社会をしっかりと認識・理解するするためには、日本の歴史や文化についての基礎的な知識が必要なものとなる。この講義では、現在のわれわれの思考や行動、社会の成り立ちに大きな影響を与えている宗教や民俗文化について、歴史的視点に立っての基礎的な知識・理解を得ることを目標とする。
授業の内容・
計画
①開講にあたって。授業の概要・進め方・評価方法等の説明
②日本仏教史の概観1
③日本仏教史の概観2
④神仏習合の世界1
⑤神仏習合の世界2
⑥神仏習合の世界3
⑦民俗宗教の展開1-新春行事の諸相-
⑧民俗宗教の展開2-修正会・修二会から集落の新春行事へ-
⑨民俗宗教の展開3-東海地方の新春行事1-
⑩民俗宗教の展開4-東海地方の新春行事2-
⑪民俗宗教の展開5-東海地方の新春行事3-
⑫民俗宗教の展開6-東海地方の新春行事4-
⑬新春行事の他の行事への影響
⑭伝統的な日本文化の成立と近代国家
⑮まとめ
評価方法
(基準等)
期末試験70%、平常点(授業参加態度など)30%
授業外の学修
(予習・復習)
 日本の歴史や、東海地方の民俗資料にかかわる書物、映像等に接して、授業の中で取り上げられた内容との関係について考えてみるようにする。
教科書・
参考書
特にテキストは指定しない。適宜、講義の中で資料を配布し参考文献を提示する。
参照URL
質疑応答
 授業終了時に、直接質問を受け付ける。また、場合によっては、次回以降の授業の際に、質問の内容を取り上げる。
備考
 (1)この講義は、春学期の「宗教と民俗文化Ⅰ」と内容的に連動しているので、できれば「宗教と民俗文化Ⅰ」と「宗教と民俗文化Ⅱ」を継続して受講されたい。
 (2)授業中の飲食等は禁止する。授業中の無断退出は認めない。
画像
ファイル
更新日付2016/02/15 10:34:35