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科目のねらい | | 現代日本では自明とされる「福祉」だが、社会の制度として確立されるには、先人達の大変な努力があった。本講義では、近代国家による社会福祉確立前の諸状況を確認する中で、宗教や仏教が果たした役割を考察する。 その上で、近現代の日本及び世界において宗教・仏教による社会福祉がどのように行われたかを見ながら、今後の展望についても採り上げたい。 |
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到達目標 | | 社会福祉についての歴史的意義と、各宗教・仏教による思想的基盤を見ながら、各受講者には、社会福祉的活動を行ってきた人々の心底にある思いを知ってもらいたい。その上で、その思いへの共感を通して、福祉活動への理解と実践を促したい。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1、はじめに 宗教と社会福祉 2、キリスト教と社会福祉 3、イスラームと社会福祉 4、原始仏教における慈悲 5、大乗仏教と社会福祉について 6、中国仏教の社会福祉事業 7、日本仏教の社会福祉事業(1・古代) 8、日本仏教の社会福祉事業(2・中世) 9、日本仏教の社会福祉事業(3・近世) 10、日本仏教の社会事業(4・近代Ⅰ) 11、日本仏教の社会事業(5・近代Ⅱ) 12、現代日本の社会問題(1) 13、現代日本の社会問題(2) 14、日本仏教は現代社会の問題に応えうるか 15、まとめ 宗教・仏教と現代日本の社会問題 |
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評価方法 (基準等) | | 期末のレポートが70%、出席状況や授業態度が30%。それらを総合して判断する。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | ・予習については特段要しないが、普段からテレビ・ネット等を通じて、福祉関連のニュースがあれば興味を持つようにして欲しい。
・復習については、配布プリントや講義時間中に各自で作ったノートを整理するようにして欲しい。 |
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教科書・ 参考書 | | 〈テキスト〉特になし。各回プリントを配布する。 〈参考文献〉『仏教と福祉』北辰堂・1994年、池田・芹川・長谷川編『日本仏教福祉概論』雄山閣出版・1999年、吉田・長谷川編『日本仏教福祉思想史』法蔵館・2001年、吉田久一『社会福祉と日本の宗教思想―仏教・儒教・キリスト教の福祉思想』勁草書房・2003年、細谷幸子『イスラームと慈善活動―イランにおける入浴介助ボランティアの語りから』ナカニシヤ出版・2011年、日本キリスト教社会福祉学会編『日本キリスト教社会福祉の歴史』ミネルヴァ書房・2014年
※他は講義の中で、適宜紹介する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問等については、各講義時間終了時にまとめて聞く。あるいは授業時間外であれば、教室や禅研究所(7号館裏)・研究室(2426)等で聞き、メール等も受け付ける。 |
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備考 | | ・授業中の私語・飲食等、授業に関係のない行為は慎むこと。
・携帯電話・スマホ等の通話・操作などは厳禁とする。
・講義時は、各種配布物と板書を併用する。 |
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更新日付 | | 2016/02/24 11:58:41 |