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科目のねらい | | この講義は「ボールペン」を中心に展開する学問横断型リレー講義です。自然科学・人文科学・社会科学といった様々な角度からボールペンを見つめたときに、その向こう側に見えることは、多種多様です。逆の見方をすれば、その多様な学問はボールペンというものによって融合させることが可能である、ということができるかもしれません。この講義ではボールペンを話のネタに、学問の多様性と融合の可能性について、皆さんに伝えていけたらと思っています。 |
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到達目標 | | この講義は、生物学・言語学・心理学・哲学の4分野の視点からボールペンを分析し、またボールペンを入り口として各分野の専門的な話題へと発展させる構成になっています。これをとおして「多角的な視点から一つの物事を見ていく力」と「一つの物事から多様な話題へと展開する柔軟な発想力」という二つの「考える力」を養うことが、本講義の目標です。 |
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授業の内容・ 計画 | | 「授業の内容・計画」 普段、何気なく使っているボールペンをネタにして何か話をするように言われたら、皆さんは何を思い浮かべますか。私たち教員はボールペンについて、それぞれ違ったことを考えました。例えば、インクには油性・水性・ゲルがあるのはよく知られていますが、実は「DNAインク」というものが存在します。これは何を目的としたものなんでしょう。「なめらかな書き心地」というキャッチコピーは、ボールペンの宣伝でよく使われますが、書き心地とは一体何なのでしょう。また皆さんは、宣伝を見てボールペンを買ことがあると思います。その際、メーカーや小売店の戦略に、上手く乗せられている可能性はありませんか。そもそも皆さんは「ボールペンとは何か?」という問に答えられますか。インクが切れて使えないボールペンは、ボールペンと呼べるでしょうか。
生物学(遠藤)、心理学(菅)、哲学(岩佐)、言語学(鷲嶽)と専門が全く異なる4名の教員が、それぞれ得意とする切り口からボールペンについて講義します。以下が具体的に講義で取り上げる内容とスケジュールです。
第1回目 ガイダンス 第2回目~第13回目 ボールペンを話題の中心に据えたテーマを大きく4つ設定します。いわゆる「講義」だけでなく、受講者自身が考え、意見を出し、作業を進める「演習」も取り入れつつ、各テーマごとのレポートを書く上で下地となるものを準備していきます。一つのテーマは3週で終わる予定です。詳しい順番等は初回ガイダンスにて連絡します。取り扱うテーマは以下のとおりです。 1. DNAインクから考えるボールペンの付加価値 2. 良いボールペンとは何か? 3. ボールペンをたくさん売るには? 4. そもそもボールペンとは何か? 第14~15回目 まとめの作業と最終レポート作成: 学んできたことを応用して、講義の時間内でまとめのレポートを一緒に作成していきます。 |
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評価方法 (基準等) | | 「各テーマ終了時に提出するレポート4回分+最終レポート」の総合点数で成績の評価をします(各レポートを20点満点で採点し、合計する)。レポートが一回分でも欠けた場合は、失格となります。正当な理由のない遅刻、中抜け、早退も欠席扱いにします。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | それぞれの講義内容をもとに、より多角的に皆さんの日常生活を振り返ることを求めます。日頃から講義内容と関連しそうな物事や出来事を意識的に探し集め、レポートに備えてください。なお、具体的な予習・復習については、講義中に指示します。 |
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教科書・ 参考書 | | |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問は出席カード、作業ペーパー等などで受け付け、できるだけ翌週の講義で回答します。講義中の質問も随時受け付けています。 |
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備考 | | 連絡先:講義全体についての問い合わせは遠藤まで(4号館3階生物学教室内)。その他、講義の内容などに関しての問い合わせは、各担当者に直接コンタクトを取って下さい。 |
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更新日付 | | 2016/02/24 17:54:54 |