サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 日本独自の美意識、またそれに伴う「もてなし」の文化について、禅との関連を中心に紹介します。 ここでいう日本の美や「もてなし」の文化とは、室町時代に武家政権下で発展した室町文化を指します。 室町文化は禅を精神的根幹とする武家によって、禅の多大な影響の下に成立しました。 日本の美や「もてなし」の文化を知るうえで、室町文化とその根底にある「禅」についての理解は、欠かすことができません。 室町文化と禅、更にはその両者の母体・媒介となった中国南宋時代の芸術文化の特質を概説します。 |
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到達目標 | | 禅と室町文化との関係を具体的に理解し、禅によって培われた日本独自の美意識や感性を体得することを目標とします。 |
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授業の内容・ 計画 | | 1. オリエンテーション 2. 禅宗の歴史(1) 3. 禅宗の歴史(2) 4. 坐禅堂での坐禅実習 5. 武家と禅宗 6. 武家礼法の確立(室町礼法) 7. 室町文化における禅の影響(1) 絵画 8. 室町文化における禅の影響(2) 建築 9. 室町文化における禅の影響(3) 陶磁 10. 室町文化における禅の影響(4) 書 11. 日本庭園における禅の影響 12. 茶道における禅の影響(1) 13. 茶道における禅の影響(2) 14. 茶道における禅の影響(3) 15. まとめ
* 出来るだけ多くの画像資料を紹介しながら講義を進めます。 * 坐禅などの実習を随時おこない、日本の美や「もてなし」の文化を体感してもらう予定です。 |
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評価方法 (基準等) | | * 定期試験(60%)と、授業での小テストや小レポート(40%)に授業態度を含めて総合評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 禅によって育まれた芸術文化を理解するためには、授業で得られる文字情報や画像だけでなく、実物(本物)を見ることが不可欠です。 ぜひ、授業で紹介された美術品や建築を、実際に見に行ってください。 また日ごろから、禅宗寺院や東洋美術を所蔵する美術館・博物館に行っておくと、授業内容がより具体的に理解できます。 |
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教科書・ 参考書 | | ≪教科書≫ * 授業のなかで適宜プリントを配布します。 ≪参考書≫ * 『世界美術大全集』東洋編 第5巻 五代・北宋・遼・西夏、小学館、2000年 【708/030/5】 * 『世界美術大全集』東洋編 第6巻 南宋・金、小学館、2000年 【708/030/6】 * 谷端昭夫『よくわかる茶道の歴史』(淡交社、2007年) 【791.2/027】 * 古田紹欽・柳田聖山・鎌田茂雄 監修『叢書 禅と日本文化』(ぺりかん社)全十巻 【188.8/01507】 その他、授業の中で適宜紹介します。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | |
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備考 | | 《受講時の注意点》 * 講義中の入退室、私語、携帯電話の操作など講義に関係のない行為は禁止します。 * 通常の講義のなかでも、文化財や美術品を取り扱うことがあるので、指輪やネックレスなどのアクセサリーを身に付けている場合は外せるようにしてください。 |
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更新日付 | | 2016/02/19 11:52:31 |