サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 薬学教育モデル・コアカリキュラム[物理系薬学を学ぶ]C1物質の物理的性質(2)物質の状態Ⅰ の中に指定されている[エネルギー]と[自発的な変化]について学びます。 |
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到達目標 | | 温度と熱、理想気体の法則、気体の分子運動論、エネルギーの量子化、エントロピー等について説明できるようになる。 知識の詰め込みではなく、科学的な思考方法を会得することに主眼を置き、自分で考え、応用できる能力が身につくことを目標としています。 |
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授業の内容・ 計画 | | 具体的なイメージをつかみにくい内容なので、講義中に演習問題を解くことで知識の定着を図る予定です。このため、ほぼ毎回、関数電卓が必要です。 Ⅰ.温度と熱 1. 熱力学第0法則と温度測定 2. 熱膨張 3. 温度変化と熱 4. 仕事と熱 5. 熱力学第1法則 6. 伝熱機構 Ⅱ.気体分子運動論 1. 1モルとアボガドロ数 2. 理想気体 Ⅲ.エントロピーと熱力学第2法則 1. 不可逆過程とエントロピー変化 2. エントロピーは状態量 3. 熱力学第2法則 4. 熱機関(エンジン)のエントロピー 5. 冷凍機のエントロピー 6. 実在エンジンの効率 7. 統計力学からエントロピーを求める |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験により評価しますが、遅刻や欠席は減点の対象となります。 物理学の講義は、一歩一歩階段を上がっていくように進むので、欠席しないように。どのような理由で欠席した場合でも、以後の講義の理解に支障をきたさないために、欠席分の講義内容を自習してノートにまとめ、欠席の次週までにそのノートを私に提示してください。理解できていない部分は、その場で補講を行います。ノート提示のない欠席は、減点します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 物理学は、内容を理解していなければ何の役にも立ちません。一夜漬けでは、単位の取得は困難です。毎回、必ず復習(ノート整理)を行い、不明な点は直ちに質問するようにしてください。不明な点がある状態で次回の講義を受講すれば、さらに理解が困難になります。 参考書の章末にある問題は、各章の内容を理解するために有意義ですが、量が多いので講義中にすべてを解説することはできません。各自で取り組み、わからない場合には質問に来てください。 |
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教科書・ 参考書 | | 参考書: 1.D.ハリディ/R.レスニック/J.ウォーカー共著、物理学の基礎[2]波・熱、培風館、2004、2400+税円(詳しい解説と例題がある本) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 質問は常時受け付けますので、4号館4階の物理学研究室に来てください。参照ホームページにメールアドレスが記載されていますので、欠席などの緊急の連絡に利用してください。 |
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備考 | | 本科目を理解するためには、薬学準備教育ガイドラインに例示されている項目についての知識が必要です。教養部長の強い指導により、2014年度まで必修科目であった電磁気学(薬学準備教育ガイドラインに準拠)の代わりに本科目が必修科目となりました。このため、知識不足の場合には、物理学実習や物理学入門Ⅰ・Ⅱを受講するか、薬学部初年時用の物理学の教科書を自習する必要があります。平成27年度の本科目のクラス平均点は、物理学実習を18名が履修したクラスは86.6点、7名しか履修しなかったクラスは72.1点でした。 |
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更新日付 | | 2016/02/25 14:05:06 |