サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 自分で手を動かし、自分で結果を導き出すことにより、その内容の理解を深めるばかりではなく、知識を応用して課題を発見し解決していく力を身につける。また、協働の場で主体的に行動する意識を持つようにする。 |
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到達目標 | | 春学期の『物理学I』・『物理学II』の講義内容の理解を深め、さらに専門教育科目の講義・実習などに備えるために、複数題目の実験を行う。 単に実験結果を出すことが目的ではない。実験内容の理解、機器の使用、測定値の処理、報告書(レポート)の作成等の能力を養うことに主眼を置く。 |
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授業の内容・ 計画 | | I. 概要説明 一般的注意。 実験ノートの取り方、実験報告書(レポート)の書き方、図・表の書き方を学ぶ。 II. 測定値と誤差 測定値の誤差、有効数字について学ぶ。 直接測定値および間接測定値の確率誤差の意味と計算方法を学ぶ。 III. 測定実習 ノギスとマイクロメーターの使用方法を学ぶ。 各自実際に測定をし、確率誤差を求めて、最終結果を報告する。 IV. 実習 以下の10題目の実験を行う。 1. たわみによるYoung率の測定 2. ねじれ振り子による剛性率の測定 3. コンピュータを用いた固体の比熱の測定 4. 顕微鏡観察とコンピュータによる画像処理 5. レーザー光の干渉と回折 6. 電解質溶液の電気伝導率の測定 7. 熱電対の温度目盛りづけ 8. ブラウン管オシロスコープ 9. コンピュータを用いた半導体ダイオードの静特性測定 10. 超音波の特性
原則として、2~3名1組で共同実験を行う。クラス全員が同時に同一題目の実験を行うのではなく、班ごとに異なる題目の実験を一斉に行う。1人の学生について言えば、題目の順序は個々により異なるが、10週に渡り実験を行うことにより、全題目完了する。 各題目について、定められた日時(原則として1週間後)に実験報告書(レポート)を提出する。担当教員が内容を点検し、不備や誤りを指摘の上、返却する。指示に従い修正した後、再提出する。不備がなくなるまでこれを繰り返す。レポートが受理された時点で、1つの題目の実習が修了したことになる。全題目の実習の修了まで徹底的に指導を行う。 V. 試験 理解の確認のため、筆記試験を行う。 |
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評価方法 (基準等) | | 予習を含めた毎回の実験に臨む態度(実験ノート)と提出されたレポートおよび筆記試験により評価する。 全題目の実習を修了し、実験ノートを提出しなければ評価が受けられない。 同輩・先輩のノートやレポートの内容を写すことは不正行為であり、試験におけるカンニング等の不正行為と同じ扱いをする。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:テキストを読み、実験内容をしっかり理解し、事前に配付されるプリントの指示に従って、的確に実験ノートにまとめてくる。 復習:実験内容、結果、およびそれに対する考察を、配付されるプリントの指示に従いつつ、実験報告書(レポート)としてまとめて提出する。 |
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教科書・ 参考書 | | テキスト: 愛知学院大学物理学教室編 物理実験書 2016年度版 入手については、実習開始時に指示する。 |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 実験中に随時、また実験終了後に質問を受け回答する。 予習・復習時における疑問には、オフィスアワーに限定せず、空き時間に随時対応する。 |
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備考 | | 遅刻・欠席は厳禁である。 やむを得ず欠席する場合は、事前に連絡すること。 |
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更新日付 | | 2016/02/08 15:00:55 |