開講年度2016
科目名教育学Ⅱ
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2011-2012年度入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2012年度入学
健康栄養学科 2008-2011年度入学
医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者井上 知則
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
「現代日本の教育改革と学びのあり方」
科目のねらい
 現代日本の社会では、公教育制度のもとで、ほとんど全ての子どもたちが長期間の教育を受けています。また近年では、生涯教育・生涯学習機関の整備にともない、一人一人が任意の学習機会を得ることも容易な状況となってきました。まさに家庭教育、学校教育、社会教育等による人生の様々なステージを通じて、だれでも、どこでも、いつでも教育サービスを受け、学習できる社会(生涯学習社会)に移行しつつあります。しかし、その一方で、学校教育等への不適応を示す子どもたちの増加、いじめ、非行といった教育病理の深刻化も指摘されています。また、生涯学習社会が個人の主体的な自己革新や自己実現への要求による学習を保障するのではなく、つねに学習することを個人に強いる社会となるならば、私たちの教育や学習へのストレスはより増大していくものと思われます。
 本講義のねらいは、〈人間らしく生きること〉や〈幸福に生きること〉を援助する営みとしての教育という視座から、1990年~2000年代の教育改革を社会的、制度的に理解します。そして自分自身の学びのあり方を問い、自己の在り方を考える力をはぐくむこととします。
到達目標
 本講義の到達目標は、①現代日本の教育事象を社会的、制度的に生み出されてきた課題として論理的に理解することです。そのうえで、<学び続ける存在>として積極的に自己の在り方を自覚、発見し、主体的に学びのチャレンジを実践する態度や能力をはぐくむこととします。
授業の内容・
計画
1.現代社会と教育病理~本講義を学ぶにあたって~
2.世界的潮流としての教育改革~世界各国の教育改革~
3.幼児教育制度の改革①~幼稚園と保育所の違い~
4.幼児教育制度の改革②~認定こども園~
5.義務教育制度の改革①~小・中学校連携を考える~
6.義務教育制度の改革②~義務教育費をどのように負担するか~
7.高校教育の改革①~高校教育の現状~
8.高校制度の改革②~新しいタイプの高校~
9.高等教育制度の改革①~大学の大衆化と多様化~
10.高等教育制度の改革②~大学改革の進行と大学の差異化~
11.障がい者と教育①~インテグレーションからインクルージョンヘ~
12.障がい者と教育②~特別支援教育の現状~
13.生涯学習社会と学習機会~生涯発達の観点から~
14.国際化と教育~グローバリズムとローカリズムのはざまで~
15.教育特区の実践
16.試験~この講義での学習内容の確認~
評価方法
(基準等)
定期試験(70%)、小テスト並びに授業参加への積極性(30%)で評価します。
授業外の学修
(予習・復習)
 日頃の生活の中で各種のメディアを活用し、現代の学校の状況や子どもたちの学び・育ちの環境についての情報を獲得し、それらを論理的に理解し、具体的な課題の解決方法を探究することを心がけてください。
毎回、受講ノートの整理を行って下さい。
教科書・
参考書
〈テキスト〉篠田弘編『資料でみる教育学ー改革とこころの時代に向けての』(福村出版、2007年、2600円+税)。教育学Ⅰ(春学期:井上知則担当)のテキストを継続して使用します。授業では他の資料等も随時配付します。
〈参考文献〉広田照幸監修『リーディングス 日本の教育と社会』(日本図書センター)など、講義で随時指示します。
参照URL
質疑応答
月曜日12:40~13:30。WebCampusⅢを利用して、井上まで連絡ください。
備考
画像
ファイル
更新日付2016/02/22 10:47:47