サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 論理学Ⅱでは論理学Ⅰの範囲で使用した記号言語に、重なり合った一般性(多重量化)と同一性、関数を加えることによって、いっそう複雑な日常言語の表現をあつかえるものへと記号言語を拡張する。そして、この拡張された記号言語を使って、論証の妥当性や文の集合の整合性、形式的真理を真理の木の方法によって判定できるようにする。また、形式論理学を利用して、情報や知識を複眼的、論理的に分析し、表現する能力を向上させる。 |
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到達目標 | | 1.日本語の文の論理形式を正しく把握し、それを述語論理の記号言語へ翻訳できるようになる。 2.真理の木の方法を使って、論証の妥当性、文の集合の整合性、形式的真理を判定できるようになる。 3.論理的思考の実践において、形式論理学で学習したことを応用できるようになる。 |
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授業の内容・ 計画 | | 授業は講義形式で行い、教科書の各章の基本事項の解説、練習問題、練習問題の解説、小テストという流れで進める。 1.命題論理(1)――論証の妥当性と文の集合の整合性 2.命題論理(2)――真理関数的結合子と真理表 3.命題論理(3)――真理の木の方法 4.練習問題と小テスト(1) (以上は、論理学Ⅰの範囲のまとめ) 5.記号言語の拡張(1)――普遍量化子と存在量化子 6.普遍例化と存在例化の推論規則 7.記号言語の拡張(2)――重なり合った一般性(多重量化) 8.練習問題と小テスト(2) 9.記号言語の拡張(3)――同一性 10.確定記述と数の表現 11.関数 12.論理的思考の実践(1)――議論の組み立て 13.論理的思考の実践(2)――批判を発想する方法 14.練習問題と小テスト(3) 15.総括 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験70%・小テスト30%(小テストは授業時間内に3回実施する) |
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授業外の学修 (予習・復習) | | 予習:教科書の、次回の授業で進む範囲をよく読んでおくこと。 復習:教科書の練習問題を宿題として課すことがあるので、かならず自分で解くこと。 |
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教科書・ 参考書 | | 【教科書】リチャード・ジェフリー著 『形式論理学――その展望と限界』 産業図書 1995.3 ¥3,024 【116.1/021】 【参考書】戸田山 和久著 『論理学をつくる』 名古屋大学出版会 2000.10 ¥4,104 【116/042】 (論理学の重要概念が詳しく解説されている) 野矢 茂樹著 『新版 論理トレーニング』 産業図書 2006.11 ¥2,376 【116/044】 (実践的な論理力を身につけることができる) |
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参照URL | | |
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質疑応答 | | 授業に関する質問や相談には授業の前後の時間に教室で直接応対する。 |
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備考 | | この科目の履修には、春学期の論理学Ⅰをあらかじめ履修していると理解がしやすいものとなる。 授業中の私語、学習目的以外でのスマートフォンの使用は禁止する。 |
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