開講年度2016
科目名宗教学Ⅱ
(全)開講学科商学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者岡島 秀隆
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 2時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
禅・仏教と人間
科目のねらい
 この講義では、広く片寄らない宗教的教養を身につけることに力点を置いていますが、今学期は日本の歴史や文化に大きな影響を与え続けてきた仏教に焦点を当てます。

 前半は、開祖釈尊の生涯とその教えや大乗仏教の基本教説を学び、さらにはインド・中国・日本など、アジア全域にわたる仏教伝播の様子やさまざまな仏教の展開を紹介します。

 後半は、禅の根本教義の解説やその日本文化への関わりなどを講じます。特に道元禅や茶の湯など、日本的風土の中に生まれた個性的な思想・文化への関心も喚起しようと思います。

*「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。
到達目標
1. 仏教・禅の歴史と地域的多様性を学ぶ。
2. 仏教・禅の世界観を学ぶ。
3. 仏教・禅の教えを通して人生の意味を考える。
授業の内容・
計画
1.はじめに(仏教という宗教)        
2.釈尊の生きた時代(ヴェーダの宗教、六師外道)
3.釈尊の生涯1(生誕から成道まで)              
4.釈尊の生涯2(初転法輪から入滅まで)
5.釈尊の教え1(捨置記、四諦八正道)              
6.釈尊の教え2(十二支縁起、四法印)
7.部派仏教の潮流(仏滅後の分裂と釈尊の遺産)
8.大乗仏教の潮流(菩薩の教え―慈悲)
9.仏教の伝播経路(北伝と南伝)
10.東アジア仏教の特徴(中国、日本など)           
11.禅の源流と根本教義(釈尊成道の妙法、三学など)
12.中国の禅(禅宗の成立とその旗印)        
13.日本の禅者(道元の教え)
14.禅文化と日本(茶の湯、山水画など)            
15.まとめ―禅と現代社会(日本人のアイデンティティーを求めて)
                 
評価方法
(基準等)
1.期末テスト80%
2.学期途中のレポート・小テスト20%
授業外の学修
(予習・復習)
1. 予習 シラバスを参照し、授業前にテキストの該当箇所を熟読しておくこと。
2. 復習 ノートを読み直して授業内容を確認するとともに、聞き落としなど不足の箇所は自分で調べてノートを完成させておくこと。
教科書・
参考書
テキスト:愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間-真の生き方を求めて』大東出版社1,000円
参考文献:授業中に適宜紹介します。
参照URL
質疑応答
1. 授業終了時に5分程質問時間を設けるので、自主的に質問すること。
2. 講義時間外の質問等は2号館研究棟4階(研究室番号:2428)を訪ねてください。
備考
講義中は私語厳禁、携帯電話の使用は禁止です。
画像
ファイル
更新日付2016/02/08 11:57:08