開講年度2016
科目名宗教学Ⅱ
(全)開講学科国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
日本文化学科 2004-2012年度入学
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者服部 育郎
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 4時限
キャンパス日進キャンパス


サブタイトル
禅・仏教と人間
科目のねらい
現代は心の時代と呼ばれる。それは反面、不安の時代、混乱の時代であるとも言われている。このような現実において、宗教はどのような役割をはたすのだろうか。世界にはさまざまな宗教があり、人間の長い歴史において多くの影響を与えてきた。そして現在も与え続けている。人間と宗教とのかかわりは多様であり、そこには深いつながりがあるといえよう。
受け入れるにせよ拒否するにせよ、現代において、宗教に関しての正しい知識を持つことは重要である。本講義では、インドで成立した仏教が、その後どのように発展して、各地に伝播していったのか、その歴史を見る。さらには、禅仏教について、禅仏教の成立から発展の歴史をたどり、道元禅師の生涯と思想ついて概説する。
*「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。
到達目標
仏教・禅について、基本的な知識を身につける。インドで生まれた仏教が、さまざまな地域、時代の影響を受けながら日本へ伝わった過程を理解し、各時代の仏教の特徴を説明できるようにする。また、仏教が日本文化、私たちの日常生活の中にどれほどの影響を及ぼしているかを知る。同時に、仏教の教え(智慧)が、いかなる点で、人がよりよく生きるヒントとなるかを考える。
授業の内容・
計画
1. 仏教の特徴 ― 仏になる宗教 ―
2. 部派仏教について 、輪廻思想とは
3. 大乗仏教の成立
4. 大乗仏教の特徴
5. 大乗仏教の思想 ① 空(般若心経をもとに)
6. 大乗仏教の思想 ② 唯識(仏教の心理学) <小テスト>
7. 仏教はなぜインドで衰退したのか 
8. インド古代宗教とヒンドゥー教 
9. 仏教の伝播
10. 中国仏教、儒教との関係  <小テスト>
11. 禅仏教(禅とは)
12. 禅仏教の思想
13. 道元禅師の生涯と思想
14. 日本仏教 ― 伝来と定着 ―
15. 仏典の言葉に学ぶ ― まとめ ―
評価方法
(基準等)
定期試験(70%)、小テスト・レポート(30%)、さらに、授業態度・参加度に応じて加点・減点をおこなう。
授業外の学修
(予習・復習)
授業中に何度か紹介する参考書などを積極的に読み、知識をさらに深いものにしてほしい。また、学期中におこなう課題レポートは、作業時間に関して時間的余裕をもって告知するので、しっかりとしたものを作成して提出すること。なお、小テストは、毎回の授業をよく聞き、その都度ノートを整理し復習を怠らないようにすると高得点が得られるだろう(小テストはノート参照可能のテストにする予定である)。
教科書・
参考書
<テキスト> 愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間-真(まこと)の生き方を求めて-』(第二版、大東出版社)。なお、参考文献は、必要に応じて授業中に紹介する。
参照URL
質疑応答
毎回の授業終了後、あるいは、メールにて遠慮なく質問してください。質問用メールアドレスは授業中に伝えます。
備考
講義中の入退室・私語・飲食・携帯電話やメールの使用は厳禁。特別な事情がある場合は事前に申し出ること。なお、座席は指定とします。
画像
ファイル
更新日付2016/02/10 23:27:49