サブタイトル | | |
|
科目のねらい | | 現代は心の時代と呼ばれる。それは反面、不安の時代、混乱の時代であるとも言われている。このような現実において、宗教はどのような役割をはたすのだろうか。世界にはさまざまな宗教があり、人間の長い歴史において多くの影響を与えてきた。そして現在も与え続けている。人間と宗教とのかかわりは多様であり、そこには深いつながりがあるといえよう。 受け入れるにせよ拒否するにせよ、現代において、宗教に関しての正しい知識を持つことは重要である。本講義では、インドで成立した仏教が、その後どのように発展して、各地に伝播していったのか、その歴史を見る。さらには、禅仏教について、禅仏教の成立から発展の歴史をたどり、道元禅師の生涯と思想ついて概説する。 *「宗教学」の授業は「建学の精神」に基づく、宗教人間教育の一環として実施される、本学独自の必修科目です。 |
|
|
到達目標 | | 仏教・禅について、基本的な知識を身につける。インドで生まれた仏教が、さまざまな地域、時代の影響を受けながら日本へ伝わった過程を理解し、各時代の仏教の特徴を説明できるようにする。また、仏教が日本文化、私たちの日常生活の中にどれほどの影響を及ぼしているかを知る。同時に、仏教の教え(智慧)が、いかなる点で、人がよりよく生きるヒントとなるかを考える。 |
|
|
授業の内容・ 計画 | | 1. 仏教の特徴 ― 仏になる宗教 ― 2. 部派仏教について 、輪廻思想とは 3. 大乗仏教の成立 4. 大乗仏教の特徴 5. 大乗仏教の思想 ① 空(般若心経をもとに) 6. 大乗仏教の思想 ② 唯識(仏教の心理学) <小テスト> 7. 仏教はなぜインドで衰退したのか 8. インド古代宗教とヒンドゥー教 9. 仏教の伝播 10. 中国仏教、儒教との関係 <小テスト> 11. 禅仏教(禅とは) 12. 禅仏教の思想 13. 道元禅師の生涯と思想 14. 日本仏教 ― 伝来と定着 ― 15. 仏典の言葉に学ぶ ― まとめ ― |
|
|
評価方法 (基準等) | | 定期試験(70%)、小テスト・レポート(30%)、さらに、授業態度・参加度に応じて加点・減点をおこなう。 |
|
|
授業外の学修 (予習・復習) | | 授業中に何度か紹介する参考書などを積極的に読み、知識をさらに深いものにしてほしい。また、学期中におこなう課題レポートは、作業時間に関して時間的余裕をもって告知するので、しっかりとしたものを作成して提出すること。なお、小テストは、毎回の授業をよく聞き、その都度ノートを整理し復習を怠らないようにすると高得点が得られるだろう(小テストはノート参照可能のテストにする予定である)。 |
|
|
教科書・ 参考書 | | <テキスト> 愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間-真(まこと)の生き方を求めて-』(第二版、大東出版社)。なお、参考文献は、必要に応じて授業中に紹介する。 |
|
|
参照URL | | |
|
質疑応答 | | 毎回の授業終了後、あるいは、メールにて遠慮なく質問してください。質問用メールアドレスは授業中に伝えます。 |
|
|
備考 | | 講義中の入退室・私語・飲食・携帯電話やメールの使用は厳禁。特別な事情がある場合は事前に申し出ること。なお、座席は指定とします。 |
|
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2016/02/10 23:27:49 |