開講年度2016
科目名隣接臨床医学(歯科心身医学)
科目ナンバー
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年5年
担当者栗田 賢一
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数3
曜日・時限春学期 月曜日 1時限 末盛第1教室
春学期 火曜日 2時限 末盛第1教室
春学期 火曜日 3時限 末盛第1教室
春学期 火曜日 4時限 末盛第1教室
春学期 水曜日 1時限 末盛第1教室
春学期 金曜日 3時限 末盛第1教室
春学期 金曜日 4時限 末盛第1教室


コーディネーター
栗田賢一
担当講座
顎口腔外科学講座
担当者
主任教授:栗田賢一、非常勤講師:伊藤幹子、荒尾宗孝、尾崎紀夫、木村宏之
授業の概要
(目的)
 心身医学とは、病気を抱えた病人の心理・社会・倫理面までを全人的に注目し、心身の相互作用を科学的に分析した上で病態を把握し、それを治療に反映させる医学である。このような心身医学的視点を身につけると共に、歯科臨床で必要な精神医学の基礎知識およびメンタルヘルスの知識について学ぶ。
教材(教科書、
参考書等)
『参考書』
スーパーローテート各科研修シリーズ・すべての診療科で役立つ精神科必修ハンドブック(羊土社)  
標準精神医学(医学書院)
OFPを知る―痛みの患者で困ったときに―(クインテッセンス出版)
歯科心身医学(日本歯科心身医学会・編 医歯薬出版)
心身医学(人間総合科学大学)
講義(実習)
の方法・形式
パソコン、スライドを使用する。毎回、全スライド原稿を配布する。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1心身医学序説と心身医学理論
一般目標(GIO)
心身医学の概念を理解し、基本的知識を修得する。
総論
到達目標(SBOs)
1)現在の心身医学の概念とこれまでの歴史を説明できる。〔F-4-5)〕
2)医療の中の心身医学を理解し、コンサルテーション・リエゾン(精神科医師との連携)医療を説明できる。〔B-2-3)〕3)心身相関を説明できる。〔F-4-5)〕
栗田 賢一 伊藤 幹子
2心身症の診断
一般目標(GIO)
心身症の診断に必要な心理社会的情報の収集法を理解する。
心身症の診断
到達目標(SBOs)
1)医療面接を通じて、心理社会的観点から心身症の診断に必要な情報を収集するポイントを説明できる。〔B-2-2)〕
2)「医師・患者関係の構築」「解釈モデル」を説明できる。〔B-2-1)〕
3)心身医学に必要な基本的心理検査を説明できる。〔F-4-5)〕
4)エゴグラムを実習し、自分の自我の状態を説明できる。
伊藤 幹子
3心身症の治療
一般目標(GIO)
心身医学的治療(主に精神療法・薬物療法)を修得する。
心身症の治療
到達目標(SBOs)
1)代表的心身医学的治療法を説明できる。
伊藤 幹子
4歯科医になる方々にも知っておいて欲しい精神医学の基礎
一般目標(GIO)
歯科治療に必要な精神医学の基礎を修得する。
A.精神医学の基礎
到達目標(SBOs)
1)心と脳、身体の関係について説明できる。
B.メンタルヘルス
到達目標(SBOs)
1)精神障害の頻度、社会的損失について説明できる。
C.うつ病
到達目標(SBOs)
1)うつ病のメカニズムを説明できる。
尾崎 紀夫
5歯科領域における精神疾患の診断と終末期医療
一般目標(GIO)
精神科診断について修得する。終末期医療について修得する。
A.精神科診断
到達目標(SBOs)
1)医療面接について説明できる。
2)精神科診断についての基礎を説明できる。
3)操作診断について説明できる。
4)境界性パーソナリティ障害を理解する。
B.終末期医療
到達目標(SBOs)
終末期医療について説明できる。
木村 宏之
6口腔心身症・各論(1)
一般目標(GIO)
口腔心身症の病態、診断、治療を理解するために必要な知識を修得する。
口腔領域の特定の恐怖症、強迫性障害、転換性障害、妄想性障害
到達目標(SBOs)
1)歯科治療恐怖症、義歯不適応症などを説明できる。
〔F-4-5〕
2)口腔異常感症、セネストパチー、自己臭症などを説明できる。
荒尾 宗孝
7口腔心身症・各論(2)とまとめ
一般目標(GIO)
口腔心身症の病態、診断、治療を理解するために必要な知識を修得する。
口腔領域の疼痛性障害、心気症
到達目標(SBOs)
1)舌痛症、非定型歯痛など慢性疼痛を説明できる。〔F-4-5)〕〔F-2-4)-(4)〕
2)口腔領域の心気症を説明できる。
伊藤 幹子
留意事項
全7回の講義の半数以上(4回以上)の出席が不可欠である。授業態度に問題がある場合はレポート提出等を課する。
授業以外の
学習方法
シラバスを参考にして、参考書を読み、授業の予習をすることができる。講義の全スライド原稿はハンドアウトとして配布するので、授業中に講師がポイントと示した箇所を中心に復習し、興味を持った単元を参考書などでより深く学習することができる。
成績評価方法
 筆記試験(100%)にて評価する。
参照ホーム
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更新日付2016/02/13 11:42:13